
ラーメンを食べる時に箸を使うかフォークを使うか、意見が分かれるところだろう。筆者は箸&れんげを愛していたのだが、2022年の福袋企画にてスガキヤのラーメンフォークに出会ってからはちょっと揺らぎつつある。
そんなある日、ダイソーで見つけたのがラーメンレンゲ『SCOON(税込110円)』。なんでも麺を食べやすいフォークと、具だけすくえる穴あきレンゲが合体しているそうで……。
これは使える商品なんじゃないか? と思うと同時に気になったのが、ラーメンフォークとどっちが使いやすいんだ? ってこと。せっかくだから直接バトルさせて確かめてみよう~~!!
・SCOON(スクーン)に期待しちゃう
スガキヤのラーメンフォークは税込1980円。ニューヨーク近代美術館に置かれているほどに高品質&バリアフリーな、ステンレス製カトラリーである。
ぶっちゃけ110円のSCOONには勝ち目がないようにも思える。それでも筆者が希望を感じているのは、SCOONを製造しているのが小久保工業だから。
小久保工業に名品が多いことは、100均ファンの間では有名である。以前筆者もバタースティックを購入し、質の高さと独創的なアイディアにかなり驚かされた。
もしかしてもしかすると、小久保ならやってくれるんじゃないだろうか。そう、私たちの小久保なら……!
いざ!!!! 決戦じゃぁあぁぁぁぁ!!!!!!
・前半戦は両者ともに譲らない
まずはラーメンを用意しよう。今回食べるのは北極ラーメン。毎年夏になると発売される激辛ラーメンで、筆者が買い溜めをしていたストックのラスト1つだ。これだけ美味しいんだからレギュラー商品になればいいのに。
辛み油はもちろん全入れだ。
まずは先攻、スガキヤラーメンフォークから。
安定感のある麵すくいはもはや芸術。なぜ麺が滑り落ちないのか、なぜちょうどひと口分がすくえるのか。仕組みはまったくわからないのだが、目の前で起きていることだけが真実だ。
ラーメンフォークは箸が使えない子供や外国の方もラーメンを楽しむことができる、ユニバーサルでピースフルなただひとつの存在……かもしれないな。
もちろんスープも飲める!
っくぅ~~~~! やっぱり北極は旨ぇぇぇ!!!!
……おっといけない。話がそれてしまった。
難点といえば重い(60g)こと、一度に飲めるスープが少ないこと、そして誤って歯が当たった時に「ガキッ」と嫌な音と感覚があることだろうか。どれも勝負の決め手となるほどの弱点ではない。
やはり強敵。いくら小久保であっても、ラーメンフォークを倒すのは至難の技であることがよくわかった。
続いては後攻、小久保SCOON!
一度にすくえる量はラーメンフォークよりも多めだろうか。負けじと華麗にすくい取ってきた。
プラスチック製のため麺が滑る予感がしていたのだが、ジグザグにつけられた突起がガッチリと挟んで離さない。しかし軽く吸うだけで口に移動してきてくれる麺離れの良さは、非常にバランスが良い。おかげでフォークと歯が当たることは一度もなかった。
ひとつ申し訳なかったのは、具材が少ないラーメンをチョイスしてしまったことだ。
SCOONの強みとして麺と具材だけを食べ、スープを飲み干さないことによるヘルシーさが挙げられる。これがカップヌードルであれば、卵や謎肉といった具材をすくって食べる技を披露できていただろうに……!
・勝敗の行方は後半戦に
その後も交互に使いながら食べ進め、両者とも譲らない五分五分の闘いが続いた。ようやく勝負が動いたのは、麺が残り3分の1ほどになった頃であろうか。
異変が起きたのはSCOONだ。カップの底から麺を引き上げようとしても……
ムムムッ!?
前半では大活躍していたフォークの突起も、ほぼ垂直に持ち上げる場面では成す術(すべ)がないらしい。麺が滑り落ちてしまう。
対してラーメンフォークはと言えば……
「お見事!」と拍手したくなるほどに麺をかき集め、持ち上げてくるのだ。
ラーメンフォークには微妙なカーブがつけてあったり、歯の太さが調整されていたりと細かく加工が施されている。1本2000円近くする商品だからこそできる職人技なのであろう。
・勝者はラーメンフォーク!
ということで今回のラーメン専用そっくりフォークバトル、勝者はスガキヤのラーメンフォークだ!! 一度掴んだ麺は離さないという姿勢はまさにプロフェッショナル。美学すら感じた。
惜しくも敗れたSCOON。慰めるわけではないが、前半戦まではどちらが勝つか本当にわからなかった。価格差1870円という大きすぎるハンデにも関わらず、かなり健闘してくれたのではないだろうか。
特に終盤見せてくれたスープの中から短い麺を探す能力はピカイチ。もしも闘いの舞台に担々麺を選んでいたならば、SCOONが勝利する世界線もあったのかもしれない。
──ラーメン1杯を食べただけにも関わらず 筆者の脳裏では壮大なエンディングテーマが流れ、闘いの中で認め合い、ともに成長した2本のシルエットが揺れているような気がした。
参考リンク:スクーン(ダイソーオンラインショップ)、スガキヤラーメンフォーク(MoMAストア)
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
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高木はるか
















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