先日、いつものように100円ショップパトロールをしていると……都内某所のダイソーにて、見慣れない商品を発見した。その名も『麺類を美味しく食べる箸』で、なんでも「ラーメン・うどんがつかみやすい!」らしい。もしやこれ、新商品?

これまで品質重視の『パスタを美味しく食べるフォーク』や『カレーを美味しく食べるスプーン』、そして『スープを美味しく食べるスプーン』をリリースしてきたダイソーであるが、今回の「美味しく食べるシリーズ」の実力や、いかに!?

価格は100円で、1袋に2膳の箸が入っている。となると安物? と思いがちだが、れっきとした日本製で、材質は「ポリブチレンテレフタレート、ガラス繊維」とのこと。また、なんだかよくわからないが「お店でも使えるプロ仕様!」らしい。

なにはともあれ、ウチにある他の箸と比較してみた。用意したのは、近所の食器屋さんで購入した適当な箸と、いつぞやか記事にもした『とんかつ和幸』のeco箸、そしてダイソーの『麺類を美味しく食べる箸』である。

まず特徴的なのは、その長さ。全長23センチあるらしく、他の箸と比べると微妙に長い。

パッケージの説明によると、箸の先端にも工夫が凝らされているもよう。なんでも「先角仕上げでつかみやすい!」らしい。確かに先端は角ばっている。

もうひとつの特徴は、持ち手の部分。パッケージによると「手彫りの風合いで手になじむ!」とのことであるが……四の五の言わずに、いざ実践!!


用意したのは、超絶シンプルな即席ラーメン。

まずは近所で買った普通の箸から……


!!!!!


すべる。今までは気にしなかったが、いざ「つかみ」を意識すると、「やたらスルスルと滑り落ちていくなァ」と思うようになってしまった。


続いては『とんかつ和幸』のeco箸……


完璧。


完璧すぎるほど完璧……!!

何をつかんでもつかみやすく、何を食っても美味い箸、それが『とんかつ和幸』のeco箸であるが、ラーメンでも完璧な「つかみ」を披露してくれた。


そして最後はダイソーの『麺類を美味しく食べる箸』であるが……

むむぅ……

たしかに……

つかみやすいことは、つかみやすい。

「つかみやすい」にウソはない。


しかし……


完璧ではない。あえて順位をつけるとしたら2位である。もちろん1位が『とんかつ和幸』のeco箸であることは言うまでもない。

1膳680円のeco箸と、2膳で108円の『麺類を美味しく食べる箸』を比べることがフェアでないことはわかっている。しかし、その差は歴然としていた。

「つかみ」に関して『麺類を美味しく食べる箸』は合格だ。しかし、どうしても気になったのが、箸そのものの「太さ」というか、「持ち心地」である。

手になじむと謳う「手彫りの風合い」は、私の手にはなじまなかった。また、普通よりもやや太い「太さ」、そして長さからくる「重さ」によって、普通に箸を使っているだけなのに、どうにもこうにも手全体が疲れてしまうのだ。

余談だが、私の手(掌)は男性にしては小さい方で、時には女性よりも小さいってことがあるほど。それもまた、手にフィットしなかった原因のひとつかもしれない。

結論として、今回作ったラーメンを最も美味しく食べられた箸は、間違いなく『とんかつ和幸』のeco箸だった。もしも手の大きな人や、疲れにくい人であれば、ダイソーの『麺類を美味しく食べる箸』で美味しく食べられるかもしれない。

しかしながら「つかみやすい」のは間違いないので、私は調理用に使おうと思っている。この箸で麺料理を作ったら、なんだか美味しくできる予感がする。23センチの長さも、菜箸がわりに使うことで活きてくるはず。私にとってこの箸は、「麺類を美味しく食べる箸」ではなく、「麺類を美味しく作る箸」になりそうだ。

Report:100均研究家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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