何を頼んでも「マズくて食べられない」なんてことは基本的にないファミリーレストラン。安定感とお手頃価格を兼ね備える、我々庶民の味方である。特に子供が出来ると “ファミレス率” が一気に高まるよね!

それはどうでもイイとして、ファミレスの最高額メニューを片っ端からやっつけるこの企画『ファミレスの1番高いメニュー全部食う』も第17回目を迎えた。今回はハンバーグ & ステーキレストラン「ビッグボーイ」の登場だ。

・普通の「ビッグボーイ」のほう

「あれ、ビッグボーイ2回目じゃない?」と思ったあなたは相当ヘビーなロケニューユーザー。というのも、実は第9回に「ビッグボーイ ダイニング」が登場している関係で “ビッグボーイ” の名が付くファミレスは2回目の登場となるからだ。

簡単に説明すると「ビッグボーイ ダイニング」はビッグボーイの上位互換的なお店で、店舗数が多いのは今回ご紹介する「ビッグボーイ」のほう。当然、価格もビッグボーイの方がリーズナブルな設定となっている。

・肉々しいメニューがズラリ

さて、かつてはダイエーグループだった「ビッグボーイ」も、現在は「すき家」「ココス」「華屋与兵衛」「はま寿司」などの “ゼンショーグループ” が運営中。ちなみにリーゼントヘアとサスペンダーの彼は「ボビー」って言うんだよ!

そのビッグボーイは “ハンバーグ & ステーキレストラン” を名乗っている通り、肉々しい料理が看板メニュー。また「サラダバー」や「スープバー」も、ビッグボーイには欠かせない人気のメニューだ。

で、都内のビッグボーイでメニュー表を隅々まで探したところ、最高額メニューは『1ポンド大俵ハンバーグ(1738円)』と判明した。大俵ハンバーグとは中身がレアなハンバーグのことで、超有名店「さわやか」の “げんこつハンバーグ” をイメージするといいだろう。

・名物「大俵ハンバーグ」

到着した『1ポンド大俵ハンバーグ』は、目の前で店員さんが手際よくカットしてくれる。1ポンド(約450グラム)なのであたり前ではあるが、鉄板の上はかなりの肉々しさ。あとは付属のプレートで火を通しながら食べればOKだ。

個人的にビッグボーイの大俵ハンバーグは初体験だったのだが……ウマいやん! イケるやん!! 使用されているのは “超あらびき肉” で、ゴツゴツとした食感は実に食べ応えがある。プレートで好みの焼き加減に調整できるのも嬉しいポイントだ。

味自体は「肉 + 脂 +ハーブ」といった感じで、一般的なハンバーグというよりは “ソーセージ” に近い風味を感じた。家で食べるいつものヤツではなく、いいお店で出てくる高いソーセージの方ね。

ソースも2種類「玉ねぎソース」と「ガーリックソース」が付いていたから、飽きが来る前に気付けば完食してしまっていた。さわやかとの比較は控えるが、これはこれでアリなメニューではないだろうか? というか「ビッグボーイ = 大俵ステーキ」ともっと知られてもイイ。

まとめると、ビッグボーイの最高額メニュー『1ポンド大俵ハンバーグ』は非常に良き! 味もさることながら「とにかく肉を喰らえ!!」という潔さが大変気に入った。大俵ハンバーグ自体も他のファミレスでは見かけないメニューなので、オリジナリティがあったところも好印象だ。

というわけで、期待よりも遥かに優秀だったビッグボーイ。1ポンドは無理な人でも225グラムの「大俵ハンバーグ」が968円で販売されているので、ぜひそちらを1度だけでもご賞味いただきたい。

参考リンク:ビッグボーイ公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.