仕事がなかなか終わらない、翌日は朝早くから仕事、ゆっくり風呂(サウナ)に入りたい……そんな時の強い味方が「カプセルホテル」である。というか、私の頭の中が「カプセルホテルモード」になる時の理由である。少し前まで「上司との飲み会」も含まれていた。
年明けの福袋特集で朝から晩まで働いていた私は、1日だけ職場近く(新宿エリア)のカプセルホテルを利用することに……ほほー「新宿区役所前カプセルホテル」なら直前予約限定割引で1泊3420円。んで、職場から徒歩圏内で大浴場もサウナもありか。行くしかねえなァァ!
・新宿区役所前カプセルホテル
新宿駅東口から徒歩約5分の場所にある「新宿区役所前カプセルホテル」。名前のとおり、目の前には区役所、そしてスグ近くには歌舞伎町のオアシス・テルマー湯がある。洗練されているのはテルマー湯。区役所前は昭和感が漂っているイメージ。その分リーズナブル。
ちなみに直前予約で3420円というのは、区役所前カプセルホテルにしては少し高い印象。公式サイトによると1泊の平均価格は2500円〜3000円って感じ。もしかすると繁忙期だったのかもしれない。チェックインは14時から可能で、チェックアウトは10時である。
なお、サウナ・大浴場のみの「1時間コース1000円」「3時間コース1500円」や、カプセルも利用できる「平日限定6時間パック(2000円)」などもあり。また女性専用フロア(シャワー・メイク室・トイレ)もあるので、東京出張や観光の際に使えるだろう。
この日は22時半過ぎにチェックイン。さっそくロッカーに荷物を預けて、館内着に着替えてから大浴場へ。館内着と大小タオル付きで、歯ブラシやヒゲ剃りは浴場にある。
・気合いの入った方々と
古代ローマを彷彿させる白亜の大浴場。正月三が日なうえに遅い時間だからなのか利用者は数人……だったが、だいぶ気合いの入った方々が集結していた。薄暗いサウナ室(向かい合うように左右に2段)に入ると……
アアアアアァァアアア! ンアアアアアァァァ! と、全身にお経を刻んだ漢(おとこ)たちが声にならない声をあげて耐えていた。まるで念仏である。刺青NGの施設が多い中で、ここは彼らが心身ともにリラックスできる数少ないオアシスなのかもしれない。
さらに水風呂の横にあるインフィニティチェア(無重力感ハンパないリクライニングチェア)でも「ンアアアアアァァァ!」する漢たち。たしかに気持ちいい。声を出したくなる気持ちもわかる……出さないけど。とにかく疲れはしっかり取れた。最高だったアアアァァ!
そんでもって脱衣所、カプセルルームともに清潔感があって良し。広さはいたって普通なので、慣れていれば問題ないだろう。ひとつプチアドバイスをすると、早朝に誰かの「目覚ましアラーム」で起きたくなければ耳栓を装着しておくべし。
ラウンジやコインランドリーもあって、無料Wi-Fiも利用可能。立地も良いから使い勝手は良いだろう。新宿エリアで安宿を探している方、サウナや大浴場で疲れを取りたい方は覚えておいてくれよな!
・今回ご紹介した宿泊施設の詳細データ
店名 新宿区役所前カプセルホテル
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-2-5 東陽ビル3F
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.