昨年からボックスタイプになっている「すき家」の福袋こと「SMILE BOX」。しかし今年は入手までちょっとした混乱があった。

折しも発売日の前後は全国的に天候が大荒れ。配送の遅延により、販売開始時刻になっても各店舗に商品が到着していないという事態に!

公式サイトでの告知が遅れたことや、店舗によって対応が異なったことなど、いくつかの要因が重なって波乱の幕開けであった。その辺りの事情も含めてレポートしたい。


・発売延期の顛末

今回の福袋「SMILE BOX 2022」は、店頭販売と通信販売を実施。店頭での発売日は2021年12月27日だった。

通信販売の場合「お届け日は、12月27日(月)以降となります」とあり到着日を指定できない。「店頭販売の方が早い」と踏んだ筆者は、販売開始時刻ぴったりの午前10時に店舗へおもむいた。

ところが商品が入荷していない! 店側でも担当部署に問い合わせているが、はっきりした回答がなく到着未定とのこと。この時点で公式サイトにはなにも告知されていない。

筆者の訪れた店舗では、店長と担当部署とのやりとりで入荷日が判明。取り置きしてくださるというので、名前を伝えて出直すこととなった。


入荷の遅延は北海道から沖縄まで広域で発生。Twitter上では「店舗に行ったのに入荷していない」というツイートが散見された。

筆者のように入荷日が判明したのはよい方で、「店員さんも状況を把握できていない」「入荷日未定といわれた」「取り置きは不可」などという書き込みも見かけた。

事前に入荷状況を確認できればよいのだが、同チェーンでは店舗ごとではなく「お客様窓口」で一括して電話応対するシステムのため、店舗に来て初めて未着を知った人も多かったと思われる。

公式サイト上で販売日変更のお知らせを確認できたのはその日の午後になってからだった。


・「SMILE BOX 2022」(税込2000円)

筆者の場合、「入荷は明後日」といわれたのだが実際には翌日には到着したらしい。本当に店舗でも担当部署でも「見込み不明」「出たとこ勝負」であったことがわかる。

ともあれ入手はできたので、改めてセット内容はこちら。

まずはトートバッグ。すき家発祥の「横浜」をイメージしたというコラージュ風のデザイン。


2022年の干支に合わせ、ドリンクをもった「寅」の手がさりげなく描かれている。厚手の生地に、しっかりした縫製で実用的なトートだ。

こちらも昨年から引き続き、すき家特製プレート&マグ。


昨年と同サイズのデザイン違い。イラストの配置などは異なるが、統一感があるから揃いで使える。


ちなみにマグカップはかなり大ぶりなサイズで、350mlくらい入る。食器棚のなかでも一二を争うビッグカップになるはず。

今年は食器を並べられる「オリジナルタグ付ランチョンマット」が同梱。濃紺で渋い。


ペーパーアイテムとして「すき家牛丼付箋」


なかなかユーモアのあるデザインである。同僚に「すき家にいってきます!」付箋を貼られたら怒れない。


最後に「2000円分のクーポン」。100円券20枚つづりになっていて、すべてのメイン商品(牛丼やカレーなど)1点につき1枚使える。Sukipassとの併用は不可。有効期限は2022年6月30日まで。

福袋の販売価格が税込2000円なので、もしクーポンを余すことなく使い切れれば、オリジナルグッズは実質無料プレゼントである!

今年も内容は十分なだけに、発売日に関してミソをつけてしまったことは本当に残念。

遅延は仕方がない。どんなに念入りに準備してもアクシデントは起こる。けれどTwitterなどで消費者へ迅速にアナウンスすることや、各店舗に対応を指示することはできたのではないだろうか。

発売日をチェックし、寒いなか、あるいは悪天候のなか、平日の午前中から店舗に訪れた人は相当のすき家ファンだと思うのだ。内容としては大満足なので、今回のことを来年への教訓にしてもらえればなぁと切に願う。

遅延の発生した店舗では12月28日(火)より順次販売開始。対象店舗は公式サイトにあるので確認していただきたい。


参考リンク:すき家[1][2]
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.