ワークマンから世界初の “電熱ヒーター内蔵ジャケット” が誕生したという。なんでもスイッチを入れたら約10秒で温まるジャケットらしく、寒い冬の救世主的アイテムだと言われている。そんなもん着るしかねえだろ……ということで買ってみた。
実は最近アウトドア用品だけでなく、ビジネス系の商品も好調のワークマン。過酷な環境で働くビジネスマンの強い味方とは……ワークマンなりに出したアンサーが「極寒の冬をアクティブに過ごせるジャケット」なのだろう。果たしてその実力とは!
・ヒータースーツジャケット
ワークマンの “着るコタツ” こと「ヒータースーツジャケット」は、店舗のみ取扱いの商品で、価格は4900円。在庫を問い合わせる際の商品番号は「WZ5900」だ。なお、バッテリーは別売りなので要注意。私は「ヒーターベスト」のバッテリーを使うことにした。
公式サイト曰く、ジャケットは「ビジネスでもカジュアルでも使用可能」らしい。年に数回しかジャケットを着ない私は、一応 “スーツの上” として使うつもりだ。ちなみに「営業でコートなどを着られないシーンでも便利」とのこと。とにかく、ホッカイロを入れなくて済みそう。
なお、ジャケットにはワークマンおなじみの「撥水加工」を施しているものの、バッテリーは防水仕様ではないため、雨天での着用時にはバッテリーを濡らさないよう注意しておく必要がある。
・バッテリーを接続して使ってみる
さて、右側の内ポケットから出ているケーブルにバッテリーを接続して、電源を入れたらヒーターが温まる仕組みだ。さっそく試してみよう。
バッテリーの電源を入れたら……
右胸裏面の「イナズママーク」が赤く光った。
赤は「高温モード(約50度)」である。この「イナズママーク」がジャケット表面で光っていたら大ブーイングだったが、内側に隠れるように存在していたのでありがたい。すぐに電熱シートが内蔵された首元と腰部分がポカッと温まったぞ。
マークを押すと発熱温度は3段階に切り替わる。青は「中温モード(約45度)」、緑は「低温モード(約40度)」で、連続稼働時間はバッテリーにもよるが低温なら約16時間とのこと。
では、実際に着てみる。180センチ75キロの私は「LLサイズ」を着用。気温は9度だったが「低温モード」でもポカポカあたたかい……最高かよ。学生時代に「電熱ヒーター内蔵の学ラン」を着たかった。ホッカイロより安定感のある発熱でめっちゃ気持ちいい。
また、ストレッチ性があって動きやすいのも特徴のひとつ。パッと見た感じは、いわゆるフツーの黒いジャケットで、バッテリーを装着したらポカポカ仕様に……さらにタブレットが入る大型のポケットや袖部分の調節ボタンもあって使い勝手はいいかも。
──というわけで、普段からジャケットを羽織っている方は、冬のレギュラーとして検討してみてはいかがだろうか。そしてワークマンのバッテリーはファン付きウェアに使えるので、1つ持っていると重宝するぞ。気になった方は早めにチェックしておくこと!
参考リンク:ワークマン「ヒータースーツジャケット」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.