筆者が人生で食べたパフェの中で、味とビジュアルの両方においてぶっちぎりのNo.1は、2021年11月にホテル インターコンチネンタル東京ベイで食べた「りんご飴のパフェ」だった。

比肩するもの無しな、ぶっちぎりのトップである。もうこんなパフェには早々出会えまい……と思っていたのだが、早くも同列1位が爆誕した。12月1日から提供が開始された、同ホテルの新作「いちご飴のパフェ」だ。今回もヤバいぞ……ッ!

・いちご飴のパフェ

12月からの新作が「いちご飴のパフェ」と聞いた時、ぶっちゃけ「やってんな」と思った筆者。「りんご飴のパフェ」の好評具合をみて、同じようなのを出しておけばイケるやろ……的なムーヴだろうと。

だが、その手の「セルフ二番煎じ」的なもので、後発が初代のレジェンドっぷりを超えるのは稀。いや、技術の進歩によって性能が上がる工業製品などはその限りでないが、少なくとも料理については、何だかんだでオリジナルが最強というのはよくある。

今回だって単なる「りんご飴のパフェ」の焼き増しな可能性もゼロではない。前回は不覚にも圧倒的クオリティにやられたが、同じ手は通用せんぞ!! と思っていたのだが……


・至高のいちご飴

すみませんでしたッ!! ガチに凄かったぁぁぁぁあああーーーーーッ!!!


まずはビジュアルからいこう。もはやステンドグラスじみた仕上がり。お高いティファニーランプかよ。


食べ物離れしたキラッキラ感がヤバい。マジでこれを食うのか? 持って帰って飾っておきたいんだが?


デザインの方向性は「りんご飴のパフェ」と同じだ。花びらのように並べた大量の苺のスライスと、その中心に鎮座する飴で作られた苺。それにしても全方位、どこから眺めてもヤバい


ヘタとか、なんか凄いことになっている。質感の表現とか、どうやってんだこれ……。


パフェのビジュアルでこんなに感動したのはこれが2回目だ。1回目はもちろん「りんご飴のパフェ」。


・硬くなってる

おっと、思わず見とれてしまった。そろそろ先に進もう。まず明らかにすべきは、中心のいちご飴の中身だ。


ということで割ろうとしたら、なかなか丈夫なことが発覚。りんご飴は儚く脆かったが、いちご飴は意外とタフだ。フォークで軽くつついたくらいでは割れない。表面の凸凹の表現のためか、少し飴が厚くなっている気がする。

割る時はしっかりグラスを押さえて、下の綺麗な苺のスライスを崩さないよう慎重に。



中には苺のグラニテ(粒の粗いソルベみたいなもの)と、半ば凍った苺の果実が。独特の風味で凄みを感じる。リキュールでも使っているのだろうか? 詳しいことはよくわからないが、ただの凍った苺じゃない気がする。


花びらのように敷かれている苺のスライスの下には、ほのかに練乳の味がするクリーム(シャンティ)。苺との相性はぴったりだ。そして、チョコとバニラのアイスクリームが仕込まれている。


それらの間から底にかけては、濃厚で独特なイチゴ味のする、ジャムと言うか、苺ソースというか、そういうものが入っている。コンフィチュールと言うらしい

それらの中に、ちらほらと小さいチョコレートっぽいものが紛れている。これも独特の風味でただのチョコでは無さそうな気配。聞くと、クッキーとプラリネとチョコを混ぜたものらしい


・ヤバい苺

「りんご飴のパフェ」は、多様な調理法を用いて林檎を味わいつくす的な感じだったと思う。「いちご飴のパフェ」もその点は同じで、様々な調理法で、苺から多くの違った味わいを引き出している。

が、それに加えて今回はチョコや練乳風味のクリームなど、苺を補佐するサブウェポン的な要素の主張が良い意味で目立つ。これは焼き増しではなく、理論を踏襲しつつパワーアップを施した新型だ。

ちなみにお値段は単品で税込み3300円。ホテルのラウンジなので、そこにサービス料も。お値段としてはそれなりのものとなるが、マジで食べておいて損はない。


たぶん一般人が普通に生きていたら、大半が経験することなく人生を終えるような領域にあるタイプのいちご飴。クオリティがダンチで、圧倒的に唯一無二な体験だ。

食べると苺に関する経験値がぶっちぎる感がある。何を言っているのかわからないと思うが、まあつまり、私も何を食べたのかよくわかっていないということだ。意味不明なほど綺麗で美味かった。レベルが高すぎる。

なお、今回も期間限定ではあるが、メニューによれば3月31日までと長め。ということでそう急がなくても……というのは死亡フラグだと思う。なぜなら、予約だけで売り切れる可能性があるからだ。

先月「りんご飴のパフェ」を当サイトで紹介したのは11月の上旬。予定では11月いっぱいまで提供されるはずだった。しかし、他でもいろんなところで紹介されたようで、11月中旬には月末の分まで予約で完売してしまったらしい。

作るのに手間がかかるため、1日に提供できる数が限られているのだ。4カ月もあるから大丈夫……とは思わず、すぐにでも電話かネットで予約した方が良いと思う。

参考リンク:インターコンチネンタル東京ベイ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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▼今回もドリンクセットをオーダー。アイスティーにしたが、コーヒーの方が合う気がする。

▼こっちも気になる

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