早いもので2021年もあと1ヶ月ちょっとで終わり。次第に寒さも増して、いよいよ冬の足音が近づいてきた。朝晩はググッと冷え込むようになったし、この冬もいよいよあの子の出番……ヒートテックにお世話になるしかない!
そう思ってタンスをひっくり返したはいいが、眠っていたヒートテックはどこかヨレヨレ……。ぐぬぬ、肌に密着しないと効果は薄れるってユニクロの店員さんに聞いたことあるし、これは買い直さなくてはいけないなぁ。
・ファミマの暖か系インナー
ということで新品のヒートテックを買おうとしたが、ファミリーマートの前で足を止めた自分がいた。理由は他でもない。ユニクロまで行かなくても近所のファミマに服が売ってたのを思い出したのだ。
あくまで個人的な体感だが、ファミマの服はお店に入ってすぐのところに置いてあるような傾向にある。そのため「コンビニで服を売っている」とご存じの方も多いのではないだろうか。
そのファミマが「Convenience Wear」というブランドで服を売るようになったのは、今年の3月から。んで、いろんなアパレルブランドから防寒グッズが出されている近年、新しくブランドを立ち上げたばかりで「暖か系」をやらない選択肢はないだろう。
……って言ってるそばから、ホラ!
発熱・保温インナー!
アンダーシャツ「REHEAT(リヒート)」なる商品が男女ともに売っていた。パッケージには「吸湿発熱」「保温」「吸水速乾」「抗菌防臭」など、暖か系インナーによくある言葉が並んでいる。調べたところ、暖か系は10月26日から置かれているようだ。
もちろんすぐさまゲット。これで今年の冬も乗り切れると安心して帰宅したのであった。いや〜、ヨカッタヨカッタ!
……で終わったら記事として成り立たないので、他の暖か系インナーと暖かさを比較してみよう。競わせるなら、やはり相手は王道のユニクロ。生まれ変わった極暖「ヒートテックコットン」なる新商品が今年から出ていたから新作同士をぶつけてみた。
・ユニクロとの比較
まずはファミマのインナーから見ていこう。お値段1089円。普通のヒートテックが990円だからファミマの方が高い価格設定となっている。素材はポリエステル35%、アクリル30%、レーヨン30%、ポリウレタン5%。
肌触りとしてはサラサラ系で、ノーマルのヒートテックよりもちょっとサラッとしているかなって感じ。一方のユニクロはどうだ。
2021年11月現在、ヒートテックは3種類を展開しており、今回は冒頭で書いたように新商品のヒートテックコットンを買ってみた。お値段は1500円。素材は綿53%、アクリル42%、ポリウレタン5%とのこと。
ファミマに比べると明らかに生地が厚めで、触った段階で「これ着たら暖かいんだろうな」と思うような感触がする。では肝心の暖かさはどうなのか、とりあえず着てみた感想を正直にズバリ言うと……
よく分からん
それもそのはず、そもそも暖か系インナーは動かないと暖かさが分からないのである。よって、どちらも丸一日ずつ着用して過ごしてみた。そして出した結論は……
正直なところ、大差はないような気がする。どちらも歩けばじわりと汗をかいて暖かいというか、しっかりと暖か系の仕事をしてくれた印象だ。そんななか見つけた違いとしては着心地の部分。
ファミマの方が体にピチッとフィットする感じがして、どちらかといえば薄手で着膨れしにくかった。そのぶん胸あたりのポチり具合が気になったけど、ビシッとした服を着るタイプの人にとっては着やすいのではないだろうか。
対する新しいヒートテックは肌面に100%コットンを使用しているらしく、身体が包み込まれるというかだいぶ気持ちいい。先に書いたように生地は厚めなのでゆるいファッションを選択した方がいいかもだが、さすがユニクロ仕上げてんなぁといった感じである。
そして意外と気になったのが首回り。個人的に普段はVネックを好んでいるだけにほんの少しウッとなって、ファミマよりも苦しさを感じた。気にならないとは気にならず決して苦しくないけど、比較して見えてきたので記述しておく。
結論としては、どちらも寒さを感じることもなく仕事はきちんとしてくれた。ファミマも約1000円でこれならアリもアリといった感じで、服に対して力を入れているなと感じることができた。
それぞれちょっとした違いはあったが、総合的な暖かさでいうとユニクロのコットンヒートテックの方が上。もっと……もっと暖かさをくれという人はユニクロの「極暖」系をチョイスするといいだろう。
・洗濯はどう?
あとは洗濯あたりが気になるだろうが、ファミマもヒートテック同様に短時間で乾いてくれるようなタイプで問題なし。よって、近所に服屋がない。ネット通販している暇がない。なんて人にとっては助かる存在となるだろう。ただし……!
HPによると、リヒートに関しては男女ともサイズMLしか展開がないから要注意。きっとこれから増やしていくと思われるが、現時点だとサイズが限られているためそこだけ頭に入れておこう。
参考リンク:ファミリーマート
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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