2023年に入ってからというもの、私はすっかり しまむら ファンになってしまった。なぜなら福袋のコスパが異常すぎたから。今じゃ寒さを しまむら でしっかりガード。社内の席は窓際の極寒地帯ながら、おかげさまで凍えることなく過ごせている。

もはや私はアムラーならぬシマムラー。今年は しまむら をちょくちょくチェックしていこうと思っている最近なのだが、さっそく しまパト(※掘り出し物を求めて しまむら をパトロールすること)してみたところ……おほほ〜! イイものがあるではないか!!

・しまむらの暖か系インナー

ズバリ、今の寒い時期に欠かせない暖か系インナーがそうである。なんでもしまむらの暖か系はFIBER HEAT(ファイバーヒート)といって、「しっかり暖かい」「着ぶくれしない」「着心地の良さ」の3点にこだわっているらしい。

んでもって、2022年からレディースはCICA成分(ツボクサエキス)を配合して、やわらかな風合いを実現。メンズは男性の気になるニオイ対策を追加しているのだそうな。そのファイバーヒート、いろんな種類があるから詳細は公式HPをご覧いただくとして……

今回はオーソドックスタイプだと思われるプライベートブランド「CLOSSHI(クロッシー)綿」を買ってみた。お値段759円と思ったら……えっ、やっす!!

値下がりしていて、なんと550円になっていた。値下げしなくても売れる時期だろうに……と思ったのは私がしまむら白帯だからかもしれないが、何はともあれ初の しまパト は大成功。実際に着て、暖かさを確かめてみることにした。


・着てみた正直な感想

同商品の品質は綿92%、ポリウレタン8%で、もちろん吸湿発熱、抗菌防臭といった暖か系インナーおなじみの性能も兼ね備えている。ちなみにヒートテックの極暖は綿52%、アクリル41%、ポリウレタン7%。はたしてこの数字の違いがどう作用してくるのだろうか。

パッと見はどこにもあるような暖か系インナーで、ヒートテックと言われても全く分からない。しかし、長らくヒートテックを着てきた私の体は敏感に違いを感じ取った。そう、大きな違いは「密着感」だ。

ヒートテックは肌面に100%コットンを使用しているから身体が包み込まれるような心地よさがあるのに対し、クロッシー綿はピタッと体に密着する感じが物凄い。少し誇張して表現したら「締め付けられる」といったところか。特に腕が。

そこそこ締め付けられるだけに、なんだか胸のあたりもポチッとしてしまっているような気もする(私が太っているからかもしれない)。ただ、息苦しいほど窮屈かと問われたら慣れてしまえばそうでもなかった。このあたりはインナー自体に伸縮性があるからだと思われる。


・アリかどうかは人による

逆に考えればピタッとする分、暖かさはかなりのものだと言っていい。肌着に1つ着ておけば、ある程度の寒さに耐えられるのではないだろうか。さすがに極寒だと厳しいかもしれないが、雪が降らない地域では一定のパフォーマンスをしてくれそうだ。

とにかく分岐点となりそうなのは密着感。あとは人によるというか、吸い付くような感覚で体にフィットするのが好みならクロッシー綿はストライク。肌触りに物凄くこだわりがない限りは問題ないだろう。

個人的にはヒートテックの肌触りに慣れすぎていることもあって、正直な気持ちとしては少しばかり苦しさを感じた。もしかしたら他の種類だと緩和されているかもしれないものの、「クロッシー綿」に関しては窮屈だったのは否めない。

とはいえ、これが550円……値下げ前の759円でも十分安いから改めて しまむら の力を見せつけられた。とりあえず暖かいならいいよって人はイイ買い物となるはず。まだまだ寒い日は続くので、暖か系インナーを買う人の参考になれば幸いだ。

参考リンク:しまむら「FIBER HEAT」PR TIMES
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼性能としてはこんな感じ。上にPREMIUMがあって、それは裏起毛素材とのこと