2021年10月14日、「ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京」が恵比寿にオープンする。ピーター・ルーガーはドライエイジングビーフ(乾燥熟成肉)を世に広めた、アメリカ最古にして最高峰のステーキハウスである。
そのシェフに「自宅でできる美味しいステーキの焼き方」を教えてもらった! キッチンにある魚焼きグリルを使えば、お肉を美味しく仕上げることができるぞ!!
・シェフに聞いた
ピーター・ルーガーは厳しい基準で牛肉を選び、独自のドライエイジング手法で肉を熟成させている。長い歴史で培ったさまざまなノウハウには「秘伝」のものもあり、とくにエイジング手法は同社でも限られた部門の人しか知り得ないヒミツなのだとか。
当然ながら、肉選びやエイジングは素人がマネするのは困難。不可能と言っていいだろう。そこで、ピーター・ルーガーのシェフにスーパーで買ってきた肉を美味しく焼く方法を尋ねた。
シェフに教えて頂いた内容にもとづき用意した材料は以下の通りだ。
・ステーキ肉(肉はできれば厚いものを選ぶ)
・バター
・塩
・コショウ
ではさっそく、ピーター・ルーガーのシェフに聞いた美味しいステーキ肉の焼き方をお伝えしよう。
・自宅でできる美味しいステーキの焼き方
1.常温に戻しておいた肉の両面に、塩コショウを振りかける
2.熱したフライパンに肉を入れる
後に魚焼きグリルで焼くため、焼き過ぎないように注意して欲しい。
両面にこんがりと焼き目がついたところで火を止める。
3.フライパンにフタをして(もしくはアルミホイルをかぶせて)、肉を休ませる。
4.数分程度休ませたら、グリル(魚焼きグリル)に肉を入れて焼く。
強い火加減で一気に焼き上げる。
5.肉を焼いている間にバターをレンジで加熱して溶かしておく。
6.表面がカリっと焼けたらグリルから取り出す。
器に盛って完成である。
溶かしたバターを肉にかける。もしくはカットした肉をバターにつけて食べても良い。
食べてみると、表面はカリっとなり、中は柔らかく仕上がっている。余分な脂が落ちて脂っこさがない。グリルで仕上げただけなのに、いままで家で味わったことのない肉の食感を楽しむことができた。表面のクリスピーな食感で、肉の柔らかさが一層引き立って感じられる。
ちなみにアメリカ産の牛霜降りザブトンでも同じ焼き方を試してみた。
肩ロースに比べて表面の脂が少なかったのでカリカリとまではいかなかったが、やはり余分な脂が落ちて、肉の旨味が際立ったように感じられた。
仕上げのグリルで肉の美味さはグンとアップする。家にグリルがある人はぜひ試して頂きたい。いつものステーキがさらに美味しくなるはずだ。
・取材協力
店名 ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京
住所 東京都渋谷区恵比寿4-19-19
時間 11:00~15:00 (L.O 14:00)、17:00~21:00 (L.O 20:00)、バー11:00~21:00 (L.O 20:00)、テイクアウト・デリバリー11:30~20:00
※ディナー営業は10月14日、ランチ営業は10月18日から開始
参考リンク:ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼グリルからステーキ肉を取り出した時の様子。肉の脂が表面を香ばしく焦がしてくれる。