世界でも「最高峰」との呼び声が高いステーキハウス「ピーター・ルーガー」。ニューヨークブルックリンで創業130年の歴史を持つ老舗であり、2021年10月には日本にも上陸を果たした

そんなピーター・ルーガーはテイクアウトにも対応している。あの料理を持ち帰ることができるのだ。公式サイトでテイクアウトメニューを確認したところ……トンデモない商品を見つけてしまった!

「スライストマト」(税込2000円)だと!? トマトを切っただけで2000円もすんの!? ピーター・ルーガーが自信を持って提供するからには猛烈に美味いに違いない。ってことで実際に購入してみた!

・ステーキハウス最高峰ピーター・ルーガー

ピーター・ルーガーは「ドライエイジングビーフ(乾燥熟成)」を世界に広めた名店だ。「ステーキといえばピーター・ルーガー」といっても過言ではないだろう。その名前は世界的に知られており、日本出店時は予約開始からわずか3分で140組の申し込みがあったという。

私(佐藤)も1度だけ利用したことがある。日本のお店のオープンに先立って、事前取材した。あの時に食べたステーキの味が今でも忘れられない……。ちなみに取材時の価格は、2人前のTボーンステーキが税込2万2000円だった。


テイクアウトでも利用したことがある。2年前に「クラシックバーガー」を持ち帰った時はハンバーガー1個が税込3000円。アメリカンサイズの「チーズケーキ」は税込1000円だった。現在はクラシックバーガーが税込3500円、チーズケーキが税込1700円になっている。



・2000円のスライストマト

なかなか気軽に利用できるお店ではないのだが、ふと公式サイトを見たところ、アペタイザー(前菜)の項目にトマトがあった


「ステーキハウス定番のアペタイザー スライストマト 税込2000円」


さ、さすがピーター・ルーガーだ。トマトさえもこの値段。厚切りベーコン1枚(税込1600円)よりも高いとは、よほど美味いトマトなんだろうなあ……。その実力をたしかめるために買ってきたよ、2000円のトマトを。


ご覧ください。こちらがそのトマトでございます。



う~ん、見た目だけでその価値を見極めるのは難しい。色はキレイで形が整ってはいるけど、はたして本当に2000円もの価値があるのか? ただ切っただけなのに。


箸でつまんでみると、果肉がしっかりとしていて、水分を多く含んでいることがわかる。バンズ(パン)にちょうど良く収まるサイズだな。


・瑞々しい

ピーター・ルーガーに詳しい、「アホな上司」ことYoshioに食べてみてもらうことにした。


Yoshio「じゃあ、1枚食ってみっか」


Yoshio「いただきます~」


どうですか? Yoshioさん

Yoshio瑞々(みずみず)しい! ナニコレ、めっちゃ瑞々しい。甘さはそこまで感じないけど、歯ざわりが良くてめっちゃ瑞々しい


瑞々しいしか言いようがないんかい……

あまり頼りにならない感想だったので、私も食べてみたところ……。うん、たしかに瑞々しい! 果汁をたっぷり含んでいるのにベチャベチャしていなくて、噛むとジュワッと口の中にほとばしる。

ハンバーガーに入っているトマトが水っぽいことはよくある。だが、このトマトなら水分でパティ(肉)の美味しさをダメにしないはず。なぜなら噛むまで果汁が出ないから。

そのまま食べるとそれほど甘くないが、塩をひと振りするとグッと甘味が引き立つ。肉と合わせて食べたら、絶妙なハーモニーを奏でるに違いない。


それをあえて一言でいうとこうなる。

「いや~、瑞々しいわ~」


ということで、2000円の高級スライストマトはとにかく瑞々しい。みんなも機会があれば、瑞々しいトマトを食ってくれよな!


・今回訪問した店舗の情報

店名 ピーター・ルーガー・ステーキハウス・東京
住所 東京都渋谷区恵比寿4-19-19
時間 ダイニング 11:00~15:00 (L.O.14:00) 17:00~23:00 (L.O.21:30)
テイクアウト 12:00~15:00 (L.O.14:00) 17:00~21:00(L.O.20:00)

参考リンク:ピーター・ルーガー・ステーキハウス・東京
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
Screenshot:ピーター・ルーガー・ステーキハウス・東京