ピーナッツ! なんとか平日公開に間に合った……。ギリギリでいつも生きていたい「週刊デアゴスヌーピー」のお時間である。さあ、今日も楽しくデアゴスティーニを作っていくぞ! と気分良く始めたはいいものの……私(あひるねこ)、いま猛烈にブチギレています。
実はデアゴスティーニの冊子の裏には次号予告が載っていて、次に何を作るか少しだけ知ることができるのだが、前号、つまり第25号の誌面において盛大な予告詐欺が行われていたことが発覚したのだ。なんたる悪行……! 断じて許すことはできん!!
・前号の次号予告
今号の中身に入る前に、まずはその予告をご覧いただきたい。そこには第26号の内容について以下のように書かれている。
「【夏のシーン -レンガ塀】床板、奥壁、雲、地面をつくる
【秋のシーン -3兄弟】クッションをつくる」
まあ予告といってもこれだけなのだが、この文面を読む限り、今号でもっとも厄介な作業はクッション作りだろう。クッション……第4号以来の登場か。早くも嫌な予感がしてきやがった。
・第26号の中身
さて、それでは第26号の中身を見ていきたい。まず出てきたのは、ルーシーのフィギュア! ただ結論を言ってしまうと、フィギュアの出番は今号にはない。ので、次号以降のためにしっかり保管しておこう。続いて……
床板!
奥壁!
そして地面!
もはや何の感想もコメントも浮かんでこない超定番のメンバーたちである。あと残るは、これまた地味によく出てくる雲Aと雲B。そして……
クッションが4セット(一つはおそらく予備)。
むぅ……やはり鍵を握るのはクッションか。それでは本格的に作業スタートだ。まず奥壁に雲A・Bを差し込み、接着剤で固定する。
床板と組み合わせたら……
完成である。
・早えーよ
マジかよ、もう今号のパーツの半分使っちゃったよ。どうなってんだよ。というワケで、早々に本日のメインディッシュであるクッション作りに入っていきたい。と言っても、基本的な工程は第4号とほぼ同じだ。
適当な大きさにちぎった綿を、ピンセットを使ってクッションに詰めていく。その際、ピンセットの先をうまく使ってクッションの角にも綿が詰まるようにする。
綿を詰めたらクッションの開き口の内側、約1ミリ幅にボンドをつけて閉じ……
ボンドが乾くまで目玉クリップなどで挟んでおく。ちなみにデアゴスティーニは「ボンドを使わず、縫って閉じても構いません」と書いているのだが、何度も言うように俺は手芸部じゃねーんだぞ! 普通にボンド使うわ。
ボンドが完全に乾いたら、仕上げにハサミでほつれている部分などをカットし……
同じ要領であと3個作る(だから俺は手芸部じゃねーんだぞ!)。
完成したら「3兄弟」のシーンのベッドを外し、スヌーピーたちの後ろ側にクッションをセット。最後にベッドや棚を接着剤で固定すれば……
完成である!
・ついにゴール
いやー長かった! この「3兄弟」のシーンは、たしか第8号のクッキー作りからスタートしたはず。それが26号まで来てようやく完成とは……。さすがの私も感慨にふけらざるを得ない。うむ! 大変なこともあったが、終わりよければすべてよしだ。いい号だった!!
と思いきや……。
次の瞬間、私の目が視界の端に “何か” を捉える。ぞわっ──。それが何であるかを脳が理解する前に、全身が総毛立つのを感じた。ま、まさか……いや、今号のパーツはすべて組み立てたはずだ。床板、奥壁、雲A、雲B、クッション……あ!
地面が残ってた……!!
・迫りくる気配
そう、それはただの「地面」のはずだが、この色、この草模様に私は見覚えがある。そしてこの後、何が “起きる” かを俺は知っているッ。
ドドドドドドドド……
ドドドドドドドドドド!!
草パウダーである……!
・これはひどい
んぎゃあああああああ! そんなん聞いてねェェェェエエエ!! おい、嘘だろデアゴスティーニ! 話が全然違うじゃねーか!! 予告には「床板、奥壁、雲、地面をつくる」としか書いてなかったぞ!? いやいやいや、そこは「緑の悪魔、襲来す」くらい書いとけやァァァァァァアアア!
油断させておいて背後からブスリ……。しかも得物は、あの邪悪な草パウダーである。これを予告詐欺と呼ばずして何と呼ぶのか? しかし、戸惑う私を横目にデアゴスティーニ軍曹は冷徹に指示を出してくる。
まずパウダーを皿に出して用意。
続いて小さじ半分程度のボンドに、同じ量の水と中性洗剤2~3滴を入れ、よく混ざ合わせる。
それを地面パーツに筆で塗り……
パウダーを指先でもみながら少しずつまく。
30分ほど経ったら軽く押さえつけ……
このまま半日から1日置く。
・安定の予定無視
コイツ、相変わらずサラッとエグイこと言ってきやがって……。あとよく考えたら半日から1日って指示アバウトすぎんだろ。12時間の誤差ってどういうことだよ。その後、ボンドが完全に乾いたら余計なパウダーを軽く払い……
今回の作業終了である。
・予告の意味
一体この展開を誰が予想できたのか? メインディッシュはクッションかと思いきや、最終的にすべてパウダーが持って行ってしまった。デアゴスティーニよ、どうかこれだけ言わせてほしい。そういう大事なことは先に言え。共有しとけ、パウダーの有無は……!
こうして改めて事前連絡の重要性、そして草パウダーの恐ろしさを身をもって知った私であった。予告詐欺、ダメ、ゼッタイ……! それでは皆さん、また次号でお会いしましょう。ピーナッツ!!
参考リンク:デアゴスティーニ
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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#週刊デアゴスヌーピー 第26号、8号から始まったスヌ兄弟たちのベッド作りがたぶん完結しました。が、本当の敵は別のところにいたのだった…。 #続きは記事で pic.twitter.com/SQ91AYp7Rb
— あひるねこ@ロケットニュース24 (@ahirunekoindie) July 15, 2021
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