セブンイレブンの「ソーセージエッグマフィン」が好きで好きでしょうがない。言うまでもなく、あの世界的ハンバーガーチェーンの “アレ” と同姓同名の類似商品なのだが、ぶっちゃけ “アレ” を上回るおいしさだと確信している。つまり、本家に勝っちゃっているのだ。

──と言われても、にわかに信じられない人もいるだろう。よろしい、では戦争(比較検証)だ。そして「ハンバーガー界の王」が「コンビニ界の覇者」にひれ伏す屈辱の瞬間を世界にさらしてやろう。覚悟はいいか……? お前のことだよ、マクドナルドォォォ────!!!!!

・セブン版を分解

まずは私が週2でむさぼっている、セブンイレブン版の「3種チーズソース ソーセージエッグマフィン(税込235円)」をごらんいただきたい。

電子レンジで500Wなら1分10秒で出来上がり……なのだが、「初めまして」の読者もいるかと思うのでレンチンする前に分解してみよう。

ごらんのとおり、一見すると普通の……というかマックのソーセージエッグマフィンっぽいのだが、上のバンズをめくってみると──

そこには3種のチーズソース! モッツァレラ・ゴーダ・パルメザンの最強トリオだ。いつもむさぼるだけだから今回初めて肉眼で見たけど、こんな風になっているのか。

目玉焼きは、ツルンとさっぱりした焼き具合。白身もふっくらで、蒸し焼きにされているような趣(おもむき)。

ポークソーセージは適度に脂がのっていて、うっすらと黒コショウも混ぜ込んであるのが確認できる。

最後に、一番下にはチェダーチーズ。こいつも含めると4種のチーズが楽しめるエッグマフィンということだ。


 

・濃厚すぎるだろ

で、レンチン後にいざ食べてみると──ああ、濃厚……(うっとり)。

モチモチのバンズに、ふわふわ目玉焼き、ピリっと塩気がきいた肉厚ソーセージ、そしてそして! 濃厚な3種のチーズソースがそこへ絶妙に絡まり合う! いつ食べても死ぬほどウマイな、おい……!!

たしかに「ソーセージエッグマフィン」といえば=マクドナルドというイメージは根強いかもしれないが、それはもう昔の話。時代は令和である。ハッキリ言ってセブン版のそれは本家マックを凌駕(りょうが)しているとしか思えない。

しかも本家は「朝マック」とかいう時間帯限定メニューであるのに対し、セブン版は在庫がある限り24時間いつでも手に入る。さらに購入してから2〜3日は自宅の冷蔵庫で保存が可能で、電子レンジでチンをすれば好きなときに食べられるときたもんだ。

これを「完全勝利」と言わずしてなんと呼ぶ? マクドナルドよ、この次世代ソーセージエッグマフィンに太刀打ちできるのか? ああんッ!?


 

・本家(笑)のマクドナルド版は…

ということで、次はマクドナルドの「ソーセージエッグマフィン(税込250円)」を食べてみよう。朝マックとかいう不親切システムを理由に、筆者はざっと2~3年ぐらいは食べていない気がする。

本家の味(笑)とやらは、どんなんだったかな?

いただきま~す。


 

…………


 

……………………


 

……久しぶりに食べたけどクッソうまいなこれ。

この勝負、マックの勝ち。


 

・すいませんでした

ひと口たべた瞬間、秒速でマックに軍配を上げた。まさに一撃必殺。さすがはハンバーガー界の王である。私も長らく朝マックをしていなかったので、そのクソうまさをちょ~っとだけ忘れてしまっていたようだ。調子に乗って本当にすいませんでした。

それにしても同じ「ソーセージエッグマフィン」で、これだけ違うのか……! その圧倒的な強さ(ウマさ)たるや、もはや「残酷」と形容してもいい。コンビニ商品相手に無慈悲すぎるだろぉぉぉ────!!!!!


 

・マック版は肉々しい!

さて、2つのソーセージエッグマフィンを食べ比べてみた私が特筆しておきたいポイントは「食感」。マック版の方が、圧倒的に肉々しい!

セブン版は舌触りがなめらかなポークソーセージを採用しているのに対し、マック版は(今さら説明するのも恥ずかしいが)やや “あらびき肉” っぽいパテが使用されている。コレがセブン版と比べて、実に肉々しいのだ!

しかも どういうわけか、味覚が「うまい」と感じる持続時間がやたらと長い。つまりヘブンに長~く滞在できるのだ。決して味が濃いわけではないのだが、なんなのだろう。一体どんなスパイスや化学力を駆使しているのか謎だが、もしかしたらこれが本当の意味での「罪深い味」なのかもしれない。


 

・もっと比較

他の角度からも比較してみよう。まず重さに関しては、セブン版が144gで、マック版が154g。さほど違いはないが、

厚みに関してはマック版の方が文字通り頭ひとつ抜きん出ていた。ただし、だからといってマック版の方が食べ応えがあるという印象は特に抱かなかった。まぁ重さもほぼ同じだからだろうか。

地味にけっこう違うのは、目玉焼き。マック版は厚い! そして厨房で焼かれたばかりだからか油のコクが感じられ、白身もこころなしか みずみずしい。黄身のねっとりした舌触りもやや強く感じられた。

チーズに関しては、マック版は完全に溶けることなく絶妙に少~しだけ形が残るのが特徴。まぁこれは好みが分かれる特徴だろうが、私は「好き」。

最後に、気になるカロリーはセブン版が384kcal。マック版が475kcalと100kcalほど高め。たかが100kcal、されど100kcal。このカロリー差の中にウマさの違いが詰まっているのかも?


 

・言うても、セブン版もウマイ

ということで、個人的には「マック版の方がうまい」とジャッジしたが、セブン版もコンビニ商品としてはびっくりするぐらいウマイことは強調しておきたい。食べたことがない人は騙されたと思って一度試してみてほしい。

マック版にはない「濃厚なチーズソース」という強みもあるので、チーズ好きならむしろセブン版の方が好みという人もいるかと思う。私も「マック版の方がうまい」と書いておいてナンだが、無類のチーズ好きでもあるのでその日の気分によってはこれからもセブン版を選ぶだろう。

似ているようでけっこう違う2つのソーセージエッグマフィン、今後も共存していくことを願う。さて、明日の朝はどちらにしよう……。

参考リンク:3種チーズソースのエッグマフィンソーセージエッグマフィン
執筆:ショーン
Photo:RocketNews24.