国民的お菓子のひとつ、「ハッピーターン」は今年発売45周年を迎える。それを記念して、2021年6月2日より東京駅一番街の「おかしランド」に催事店舗『ハッピーターンのハッピー王国』を出店している。
ここで驚くべき商品を発見した! それは東京限定商品「スモークハッピーターン」だ。その名の通りにハッピーターンをスモーク(燻製)している。桜スモークの香りがスゴイんだ! コレ!!
当編集部メンバー8人にも食べてみてもらったところ、想像を越える燻製臭に意見が割れた! あなたはこの味を気に入るのだろうか……。
・ハッピーターン45周年
お店は東京駅八重洲地下中央口を出てすぐだ。出店は6月2日から8月30日までの期間限定で行われている。
記念の出店だけあって、販売している商品は “レアもの” だ(2021年7月15日より亀田製菓ネットショップで販売開始予定)。45周年の特別商品はハッピーターンの「揚げパン味」。
それに東京限定の「スモークハッピーターン」と「オーブン焼きハッピーターン(こんがりチーズ味)」も販売している。
ハッピーターンにそんな特別な味があったとは、全然知らなかった……。この3商品のうち、私(佐藤)がもっとも注目したのはスモークハッピーターンである。なぜなら、ハッピーターン史上初の製法で作られているからだ。本当に桜の香りがするのか? ウソだろ!?
・脳裏に浮かぶキャンプ場
味を確かめたかったので6枚入り(税込562円)を購入して帰った。パッケージには「芳醇な香りの桜スモーク」と書いてある。せんべい菓子に付ける売り文句ではないと思うんだけど……。
中身を取り出すと、見た目はいつものハッピーターン。しかしだ! 香りがスゴイぞ。桜の香りがプンプン(punpun)! いやプンプン(bunbun)を越えてブンブン! している。
ふと、私の脳裏に自然豊かなキャンプ場が浮かんだ。
『川のせせらぎと小鳥たちのさえずり。そして、目の前にはダンボールの燻製器があり、中にはハムとチーズ、それにゆで卵が入っている。
昼すぎの温かい日の光りと、心地良いそよ風を浴びて、私はディレクターズチェアに座ってうたた寝をしていた。燻製器から漏れる桜チップの香りが私の鼻先をくすぐる……』
そんな気分だ! 菓子を食ってる気がしない!
食べてもやっぱりハッピーターンを口に入れている感じがしないなあ。もう少しあの “魔法の粉” の感じが残っているかと思ったら、香りが強すぎてハッピーはターンして来なかった。
・好みの分かれる味
これは私だけの感想であって、ひょっとするとこの香りを好んで食べる人もいるかもしれない。そこで、当編集部8人のメンバーにも食べてもらうことにした。再度お店に行き、12枚入り(税込1080円)を購入して食べてもらうと……。
8人中6人が「美味しい」と答え、残りの2人の反応はイマイチだった。美味しいと答えたメンバーからは「大人の味」、「酒に合いそう」など燻製臭を抵抗なく受け入れた。かたやイマイチな反応を示した2人は「匂いが強すぎる」、「もう少し控えめ(な匂い)でも」と語ってくれた。
そんなに匂うのか? と思っているあなた! 1度食べてみて欲しい。おそらく今考えている10倍は匂うと思って頂きたい。好きな人はきっとハマる味ではないだろうか。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ハッピーターンのハッピー王国(東京おかしランド)
期間 2021年6月2日~8月30日
住所 東京都千代田区丸の内1丁目9-1
時間 9:00~21:00
※今回紹介した商品は、7月15日より亀田製菓ネットショップでも販売開始予定
参考リンク:亀田製菓ネットショップ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24