牛丼チェーンの「松屋」には、牛丼以外にも魅力的なメニューが存在している。たとえば、「ごろごろ煮込みチキンカレー」。熱烈なファンを多数生み出してしまったことを考えると、もはや松屋を「牛丼チェーン」と呼んでいいのか分からない人だっているはずだ。
その松屋が、姉妹ブランドの「松のや」と共に、弁当総菜専門店を始めていた。お店に行ってビックリ! ほかにはない店舗限定メニューがズラリと並んでいるじゃないか! 未知なる商品がこんなにあったとは……!
・期間限定のテイクアウト専門店
そのお店「松屋・松のや 惣菜小田急多摩センター店」は小田急多摩センター駅の2階にあるマルシェ多摩センターに出店しており、2021年3月15日~7月31日までの限定営業とのこと。お店にはイートインスペースはなく、つくり置きの弁当・総菜をテイクアウトのみで販売している。
訪問前に調べたところ、松屋の公式Twitterがお店について投稿しているのを発見した。その写真を見ると、全13種類の弁当のうち、なんと9種類も「当店限定」と記されている!
松屋・松のやの”弁当惣菜販売専門店”が初出店しました👼📯
場所は小田急『多摩センター駅』ナカです🚃➡https://t.co/aWZ2T4C2MO
定番の「牛めし」や「とんかつ」はもちろん、”店舗限定メニュー”もあるそうなので、小田急ご利用の際はちょっと来てみて下さい🚉🚶#小田急多摩センター#惣菜 pic.twitter.com/AV79oG5cVa— 【公式】松屋@今年は丑年&松屋55周年&松屋の中華”青椒肉絲”新発売🐮 (@matsuya_foods) March 19, 2021
松のやの方の商品にも、店舗限定商品が2種類あるのがわかる。ここでしか食えない商品が、そんなに沢山あるなんて……。多摩センター周辺に住んでいる人たちがうらやまし過ぎる。
実際にお店に行ってみると、弁当の品ぞろえは日替わりで、この日は12種類が並んでいた。そのうち限定メニューは5種類。
当店限定の札がつけられているのは「たっぷりチーズブラウンハンバーグ弁当」(税込600円)。
「創業ビーフカレー」(税込550円)、「欧風カレー」(税込500円)。欧風カレーは完売か~、食ってみたかった……。
そして、「スパイシーチキン弁当」(税込500円)と「ホワイトソースハンバーグ弁当」(税込550円)である。
それらの中から、今回はスパイシーチキンを食べてみることにした。それからおかずに、松のやの総菜から「バター香る幸せコロッケ」(税込80円)と……
新発売の「カニ風味、濃厚 カニコロ」(税込280円)をそれぞれ1つずつ購入して、テイクアウト専門松屋での買い物は終了~。
・コロッケの味は?
ちょうど昼時なので、近くのベンチでこれらを頂くとしよう。まずは前菜としてコロッケから。
「幸せコロッケ」は、バターを効かせたジャガイモコロッケだ。丁寧にすりつぶしたポテトピューレを使っており、口当たりはとてもなめらかである。
「カニコロ」は衣ザックリで中はめっちゃクリーミー! 常温でもトロリとクリームが流れだしてくるので、レンチンでアツアツにすればクリームがもっとあふれ出してくるに違いない。
・スパイシーチキンは?
そしてメインディッシュのスパイシーチキン弁当。松屋でチキンといえば、やっぱりごろチキな訳だけど、はたして、ごろチキに匹敵する美味しさなのか?
食べてみたところ、これはトマトベースのチキン煮込みと判明。コショウとタバスコ、それからガーリックで軽い辛味をつけている。季節的には夏を想定した商品かもしれない。辛いモノが美味しく感じるこれからの季節にピッタリの鶏肉料理だ。正直なところ、ごろチキには及ばない気がするが、飽きずに繰り返し食べられる味と言えるだろう。
・施設の売店で販売している
なお、ここで扱っている商品、実は一部の病院の売店で販売しているものなのだとか。2017年6月公開のオモコロブロスの記事によると、警察学校や大企業に出店している売店でも購入できるらしい。
つまり、限られた場所で販売している弁当が、ここで買えるということ。いっそ、通常の店舗でも販売して欲しいと思うのだが……。とにかく、7月末までの限定出店なので、お近くの方は1度利用してみてはいかがだろうか。
・今回訪問した店舗の情報
店名 松屋・松のや 惣菜小田急多摩センター店
住所 東京都多摩市落合一丁目11番2号 2階217区画
時間 11:00~15:00、17:00~20:00
定休日 なし(施設に準ずる)
参考リンク:松屋、Twitter @matsuya_foods、オモコロブロス
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24