「ちょうど良いドンキーできました。ほどよいボリュームで いろいろ食べたい アナタのための セットです。」
上のキャッチコピーとともに、びっくりドンキーが販売しているのが『いろどりセット』である。名前の通り、見た目に鮮やかな野菜が盛り付けられているのが特徴だ。
もちろん、野菜だけではない。他にもハンバーグ、ライス、みそ汁、ミニソフト(またはドリンク)がついて価格は税込1090円から。キャッチコピーのとおり、「いろいろ食べられるバランスの良さ」がウリのセットと言っていいだろう。
さらに、2021年5月19日からは『もっといろどりセット』の販売が期間限定でスタートしたことにより、アラカルト3品のうち1品が『いろどりセット』に追加できるようになった(プラス税込165円)。これでますます “いろいろ食べられる感” が強まったと思われる……が!
そもそも気になるのは、びっくりドンキーの言う「ちょうど良い」「ほどよいボリューム」がどの程度かという点。身もフタもない言い方をすれば、びっくりドンキーの基準を信じていいのかという点である。
そのあたり、『いろどりセット』を食べるにせよ強化版の『もっといろどりセット』を食べるにせよ気になるポイントと思われるので、今回は “びっくりドンキーの基準” にスポットを当てて紹介したい。
・ファミレスの顔をしたびっくりドンキーの狂気
いきなり私個人の意見を言わせてもらうと、以前からびっくりドンキーの基準にそこはかとない狂気を感じていた。なにせ、過去に何度もビビらされたことがある。一例を挙げるならば、みそ汁。
頼んだことがある人ならお分かりだろうが、一緒のテーブルにいる人たちから「ハンバーグの他に丼ものなんて頼みやがって」と誤解されかねないサイズ感なのは一体なぜなのか。
みそ汁のほかにも、コーラ。あるいはパフェ……。つまり、「ハンバーグのサイズが普通だから他も普通」と思わせておいて、時折なに食わぬ顔でバカでかいメニューを出してくるのがびっくりドンキーでもあるからだ。
気まぐれに狂う基準を何度か目の当たりにした経験があると、びっくりドンキーの感覚に疑いを抱いてしまうのは自然の理(ことわり)。しかも、『いろどりセット』にも『もっといろどりセット』にも、例によってみそ汁が付いてくる。
「ちょうど良い」「ほどよいボリューム」と謳(うた)っている以上、ヤツのサイズダウン必須だ。一般的なファミレスのボリュームになっていないとおかしい。いや、そうなっているはず。と信じて、実際に『もっといどろりセット(150グラム / チーズトッピング)』を注文。
出てきたみそ汁を見たら……
デケェェエエエ!
デカイ顔が覆われるくらいデケェェェェエエエエエエ!
セットになっても全然変わってねええええええ!
・びっくりドンキーのみそ汁デカすぎ問題は未解決
というわけで、びっくりドンキーのみそ汁はセットになっても何ら変わってなかった。もしかしたら、私の知らない範囲で多少の調整が行われているのかもしれないが、基本的にデカい印象は何も変わらない。
そのため、ミニソフトの器の隣に置くと……
ラーメンをスープまで飲みきった後にデザート食べるところ、みたいになってしまう。あるいは、メニュー写真と比べようものなら……
みそ汁とミニソフトのサイズ感の違いに、脳が混乱してしまう。これも一種の逆写真詐欺……と言っていいのかどうかは微妙なところだが、みそ汁バグとも言える現象が起きているのは間違いなさそう。
なので、「セットになったらみそ汁も標準サイズになっちゃったのかな?」と心配していた人は、安心してほしい。全体的に「ほどよいボリューム」なのは確かだが、みそ汁のサイズ感だけは相変わらずバグってるから。
参考リンク:びっくりドンキー「いろどりセット」「もっといどろりセット」
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼なお、『もっといろどりセット』は2021年7月6日までの期間限定で、上の3つのうち1つがプラス165円(税込)で付いてくる
▼『もっといろどりセット』で追加可能なオプションの1つ「コーンの小さな箱舟」。
▼別のオプション「ベーコンとまるごと北あかりのミニサラダ」。これらを加えることで彩(いろど)りがさらに良くなるかどうかは謎だが、満足感は高くなる。
▼メインプレート(150グラム / チーズトッピング)はたしかに彩り鮮やか! 味も文句なし!!
▼でも……
▼やっぱり……
▼味噌汁の器、デケェェェェエエエ!!