魚の中で “鯛” が一番好きだ。淡白でありながら、旨味がしっかり。歯ごたえがあって、刺身から煮つけまで、どんな調理方法にも十二分に合うという素晴らしい存在だ。

さて、モスバーガーが2021年5月20日より『真鯛カツバーガー』の販売を開始したという。なんでも、愛媛県愛南町の養殖マダイを使っているそうだ。これは見過ごせない話である。さっそく食べに行くしかあるまいよ。

・数量限定の真鯛バーガー

愛媛県は、養殖マダイの生産量が日本一であるという。全国シェアの約半分を占めており、愛南町はそのうち約3分の1を生産。……すごいな! 

ただ、新型コロナウイルスの影響で出荷量は激減。この現状を何とかしようと、同町のマダイを使ったバーガーが作られたという訳だ。

モスバーガーへ行くと、期間限定の「海老カツ オマールソース」の陰にひっそり隠れるようにして『真鯛カツバーガー(税込530円)』は販売されていた。なんという、ささやかさ。

もっと主張してもええんやで、と思いはしたが、こちらは数量限定。売れすぎにより即日終売なんてことにならないための、配慮なのかもしれない。

そんなこんなで、店内に入り注文。サラダ・ドリンクセット(470円)にすると、合計1000円となってしまったことに多少怯んでしまったのは、ここだけの秘密だ。

・生き生きとした鯛の味がする

前置きはこの辺にして、さっそく食べてみよう。バンズをめくると、キレイに揚がったカツがコロンと2個入っている。グリーンリーフにキャベツと、野菜もたっぷりだ。

かぶりつくと、あらビックリ。マダイが非常に美味しい! 鯛の味がとにかく濃い……っ!! かめばかむほど、生き生きとした鯛の味が口いっぱいに染み出してくる。

サッパリしていながらも旨味がたっぷりで、刺身で食べたい気もするほどだ。とは言え、やはり油との相性もバッチリでサクッとした衣ともよく合っている。もう一度言うが、美味しいぞコレ。

ほのかにレモンが効いた、タルタルソースとも言わずもがなマッチしている。いやはや、しかし。見た目のド派手さはあまりないが、とにもかくにも丁寧な味だなと改めて感じた次第。

鯛好き人間としても、大満足な一品だった。上記したように、こちらの『真鯛バーガー』は数量限定、チャンスは今だけ! ぜひ一度、お試しあれ。記者も、もう一回は確実に食べる予定だ!! 

参考リンク:モス「真鯛カツバーガー」
執筆:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼モスの数量限定『真鯛バーガー』が美味しい! 

▼ゴロンとした真鯛カツが2個入っている

▼食べ応えもあるし、なにより鯛が美味しいしで大満足