なんだかんだ言いながら、みんなが気になる “あの男” が実は東京にいた。男の名は「林下 清志(はやしした きよし)」──。そう、ビッグダディの名で知られ、一時は各種メディアで引っ張りだこだった、あの林下清志さんだ!
風の噂では「東北の家が全焼した」「浅草でマッサージをしている」「沖縄の飲食店にいるらしい」などと耳にしたが、2021年5月現在、ダディは東京都江東区のステーキ店『ステーキ食いやがれ』の店長を務めている。こりゃ行くっきゃない案件だろ……!!
・店長になっていた
熱心なダディウォッチャーならご存じかもしれないが、ダディがステーキ店の店長に就任したのは2020年末のこと。ダディのブログによれば、それまで勤めていた都内の居酒屋を退職後、すぐにステーキ店から店長のオファーがあったそうだ。
コロナ禍で飲食事業が苦戦を強いられる中、オファーする側も漢(おとこ)なら、オファーを引き受けるダディも漢! まさに多くの人がイメージする「痛快! ビッグダディ」そのものではなかろうか?
・放っておいて欲しいかも
とはいえ、人気者ゆえアンチも多いダディが「ひっそりと職務を全うしたい」と考えていても不思議ではない。自らのキャラクターや知名度に頼らず、味だけで勝負する──。私、P.K.サンジュンが思うに、漢・林下清志は熱く不器用な男なのだ。
もしダディに取材を断られたらどうしよう? 良くも悪くも注目を集めやすいダディのことである。これまで浴びせられてきた批判的な声に、ほとほと疲れ果ててしまっているかもしれない。どれだけタフに見えようとダディも1人の人間。「もう放っておいてくれ」という気持ちがあるのではなかろうか?
・店の前には…
それでも私は『ステーキ食いやがれ』の最寄り駅、東京メトロ『門前仲町駅』に降り立った。取材を断られたらお蔵入りにすればイイ。その時はダディの意思を尊重し、静かに店を立ち去ろう。やがて店頭で目に飛び込んできたのは……
ダディもろ出しの看板──。
メチャメチャやる気じゃないっすかぁぁぁあああああ!
心配して損したァァァァァアアアアアア!!
結果的にダディはダディというキャラクターをフルに活かしつつ、ステーキ店の店長を務めていた。人柄や雰囲気も我々が想像する「ビッグダディ」そのもので、一言でいえば「気さくの塊」である。
・普通にダディだった
取材のお願いをしても「なんでも好きにやってください」と即答だったし、お客さんとも和気あいあいとダディトークを繰り広げていた。いい意味であまりにも普通。門前仲町のステーキ店『ステーキ食いやがれ』には普通にビッグダディがいた。
で、気になる料理の方もなかなかイケる。今回は店員さんにオススメされた「牛すじステーキカレー(990円)」をいただいたが、肉そのものにしっかり旨味がある。内容と価格を考えれば、かなりコスパはいいのではないだろうか? 近所にあったら週1で通いたいレベルの普通にいい店である。
なお、現在は緊急事態宣言中のため、ランチのみ営業中とのことなので注意して欲しい。ただし、ウーバーイーツなどのテイクアウトはランチの時間帯以外も対応しているので、近所の人はそちらを利用するのもイイだろう。
というわけで、ビッグダディはビッグダディのまま、ステーキ店の店長を務めている。お願いすれば撮影にも応じてくれるそうなので、ダディ大好きっ子たちは1度お出かけになってみてもいいハズだ。マジでイメージ通りのビッグダディがそこにはいた。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ステーキ食いやがれ
住所 東京都江東区富岡2-1-2
休日 水曜日
参考リンク:ビッグダディオフィシャルブログ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.