「自宅にビールサーバーが欲しい」と考えたことはないだろうか。バーやレストランにあるような、炭酸ボンベとタルを接続するアレだ。最近なかなか外へ飲みにも行けないし、おうちでおいしいビールが飲めたら……メッチャ素敵やん。
ところがネットで『家庭用ビールサーバー』と検索すると、出てくるのは『缶ビールを泡立てる機械』だったりする。そういう意味じゃないんスけど……まぁ、考えてみれば一般家庭にボンベやタルを置く場所はない。庶民はおとなしく缶ビールでも飲むしかないか……
と、ショボくれた毎日を過ごしているビール好きたちに朗報! ついにガチの家庭用ビールサーバーが登場したぞ!! もはや「嬉しい」を通り越して「そこまでは求めてなかった」レベル!!!
・全国のクラフトビールたち
今回登場したのは会員制ビール配送サービス『DREAMBEER』。正式なサービス開始は今年夏ごろの予定だ。幸運にも当サイトは一足先に体験させてもらえることになった。
この圧倒的オシャレ感……!
まず気になるのは価格だが、サーバー本体はレンタルのみ。ビールは銘柄や本数によって値段に差があるため、詳細は公式サイトをご確認いただきたい。ひとまずは「バーでビールを飲むのと大体同じか、少し安いくらい」という認識でOKだろう。
当サイトの羽鳥編集長は普段あまりお酒を飲まないタイプ。ただし自宅のインテリアに相当なこだわりを持つ人物であり、「部屋にビールサーバーがあったら超オシャレ」というチャラいノリで導入を検討しているようだ。
家庭用ビールサーバーに憧れる人なら誰しも、多少は「なんかカッコいいから」というチャラい動機を胸に秘めているのではないだろうか。味さえよけりゃいいってもんじゃない。見た目、すごく大事!
今回そんな羽鳥編集長がビジュアルだけでビールを “ジャケ選び” した結果……
試飲するのは『Voyager Brewing IPA』(和歌山県)に決定〜! 洋物ビンテージ風で超オシャレ〜!! 一見ただのペットボトルっぽいこの容器、実は特殊な素材で作られており、直接冷やすことでビール樽の役割を果たしているとのことだ。よく分かんないけどスゴそう。
・セルフでセッティング
ちなみに言い忘れたがDREAMBEERで飲めるのは、よくある大量生産のビールではない。泣く子も黙るご当地クラフトビールである。
現在のところ北は北海道、南は鹿児島まで、数十種類の銘柄を取り揃えているぞ(今後も拡大予定)。
それでは羽鳥編集長自ら、サーバーのセッティングを初体験だ。まずタップにつないだストローを容器に差し込んで固定したのち……
むやみに泡を立てないよう、そっとボトルを本体に挿入。
ガスのホースを差し込み、カバーを乗せれば完了! ガスボンベもビア樽同様、サーバー本体に収納できる仕組みである。ビールサーバーのガスといえば一般的にかなり巨大なところ……
予想を超えた超コンパクトサイズ! これ1本で1.5リットルのビール8本分ほどを注げるのだという。契約開始後は飲むペースに合わせて、必要な分が自動的に送られてくるシステム。
そもそもなぜビールサーバーで飲むビールはおいしいのか? メーカーの人いわく、ビールは空気に触れると酸化してしまうらしい。炭酸ガスで加圧することで、俗に言う「気が抜ける」状態を防いでいるのだ。
現在一般的に流通している家庭用ビールサーバーは「単にストローを刺しただけ」「冷やす機能がない」といったものものがほとんど。DREAMBEERはそんな家庭用ビールサーバー市場において “本当の意味でのビールサーバー” を再現するべく作られたものなのである。
・ほとんどBAR
さてセッティングが終われば、あとはレバーを引いてビールを注ぐだけ。
その圧倒的なビジュアルは完全にオシャレBARのソレだが、お味のほうは……?
羽鳥「…………ウッ」
羽鳥「うんま〜〜〜〜い☆」
・次第にパリピ化
文字数の関係で詳細は省くが、DREAMBEERは細部にこだわりすぎて開発に約3年を費やしたという。メーカーと生産者の想いが詰まった夢のメカなのだ。
そんな想いを知ってか知らずか、楽しそうにビールを注ぐ羽鳥編集長。
すると突然「僕もやりたい……」と名乗り出たのは、当サイト営業担当のジュン君である。普段は物静かな彼だが、どうしてもビールを注いでみたくなったらしい。
ジュン「いいですねぇ……バーに来たみたいで、すごく楽しいです……」
羽鳥「久々にビール飲んだけどめっちゃうまい! 冷たくて最高〜☆」
ジュン「誰かの家に行ってこれが置いてあったら、テンション上がるでしょうね……」
羽鳥「ワカル〜! 超アガル〜!! タワマンに置いてありそう〜☆」
羽鳥「なんか俺たち……」
羽鳥「パリピみたいだね〜☆」
・主役はビール
今回の主役がクラフトビールであることは重々承知しつつも、やはり今一度DREAMBEERのカッコ良さについて言及しておきたい。ただそこにあるだけでテンションが上がるもの……それがビールサーバーなのだ。
今回メーカーが最もこだわったのがビールを注ぐ「タップ」部分。特に重要なのが「ダブル」であるという点だ。クラフトビールは銘柄ごとの違いが大きいのが特徴で、ダブルタップなら2本異なるビールを同時に飲み分けることができる。
「自分は飲み比べのレベルまで達していない」という初心者でも、ダブルタップの悪魔的カッコよさは感じ取れるハズ。新しい銘柄を注文するたび、タップに貼るマグネットカードが届く仕組みになっており、集めたカードを本体に収納できるのもオシャレ! これぞロマン!
ちなみに主役のビールに関して、実は「キンキンに冷やしたグラスで飲む」という文化は日本だけのものだということをご存知だろうか。一般的にビールは8〜10度くらいが最も香りが出ると言われているらしい。日本人なら「ぬるい」と感じる人も多い温度だ。
DREAMBEERでは温度が3段階に調節可能。オススメはまず日本人好みの3度〜5度くらいで注ぎ、飲みながら温めるという飲み方である。温度が上がるごとに香りが強くなっていくなど、変化も楽しみながらゆっくり飲めば、ビール上級者の気分を味わえる。
少し慣れたら季節やその日の食事内容など、好みに合わせて銘柄や温度を変えてみよう。自分好みのビアスタイルを探っていくことこそ自宅ビールサーバーの醍醐味なのだ。
・現在プレ会員募集中
さてDREAMBEERでは現在、様々な特典がつくプレ会員を募集中。中でもスゴイのは「期間中に本登録するとビール4本分がもらえる」というものだ。ビールの価格は1本あたり平均3960円(税込)(銘柄によって異なる)。4本だと約15,400円(税込)相当にもなり、これは相当お得!
ビールを注文しなかった月は1100円(税込)のサーバーレンタル代がかかるものの、それ以外に初期費用などは一切不要である。ビールは1本1.5リットル入り。これはグラス5杯分に相当するため、1杯7〜800円と考えれば「大体バーで飲むのと同じくらい」という計算が成り立つ。
プレ会員の募集期間は4月15日までだから、導入を悩んでいる人はそれまでに心を決めておいてもらいたい。ただし36カ月の最低契約期間が定められている。途中解約の費用は33,000円(税込)なので利用はくれぐれも計画的に!
更に最⼤102,960円相当の値引きがある超お得なクラウドファンディングも実施中。4月5日で終了なので興味がある人は急げ!
この金額を「高い」と思うか「安い」と思うかはあなた次第。ちなみに実際に体験した我々は「決して高くない」という結論に達した。だってこんな贅沢気分が自宅で味わえるって、スゴくない? 普通の宅飲みに飽きたビールファンたち、今こそ決断の時かもしれない!
参考リンク:DREAMBEER公式サイト
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
▼電源を入れるとロゴマークが光る。後ろがスッキリして置くところを選ばない構造だ。
▼先行登録期間にプレ会員から本会員に登録された方の中から先着3,000名にグラスが3個もらえるキャンペーンも実施!
▼サーバーに繋いだままでも5日間くらいキープ可能。ちなみに『ゴールデンエール』は苦味が少なく、女子に人気が高い銘柄らしい
▼ボトルごとに抽出用ストローついており、飲み終わったら捨てるだけ
▼「ガス」と聞くと怖そうだけど、安全装置が付いているから安心!