ここ1週間ほど、インターネット上で「台湾パイナップル」の文字を目にする機会が多くなった。NHKによれば、中国当局が台湾産のパイナップルから害虫が検出されたとして、今月1日から輸入を停止。結果、輸出先として日本が大きく取り上げられたのがきっかけだ。

ややこしい政治的な問題は置いておくとして、日本ではさほど馴染みのない「台湾パイナップル」とはどのくらい美味しいのか? 今回は一般的に出回っているフィリピン産のパイナップルと食べ比べてみたのでご覧いただきたい。

・フルーツ天国、台湾

とにかく台湾はメシがウマい──。1度でも台湾を訪れたことがある方ならば、異論はないことだろう。私、P.K.サンジュンが2019年に台北で食べた「ガチョウ」は思い出すだけでヨダレが出るほどウマかった……早く台湾に行きたい!

それはさておき、台湾の定番スイーツ「パイナップルケーキ」でお分かりのように、パイナップルは台湾を代表するフルーツだという。知り合いの台湾マニアによれば「マンゴー」「ライチ」「釈迦頭」などなど、台湾には美味しいフルーツが多くあるらしい。

・現在のところ入手困難

で、台湾パイナップルである。ネット上では「西友で売ってる」「いやまだ売っていない」などと情報が錯綜しているが、2021年3月10日の時点で西友で台湾パイナップルの販売は開始していない。ただし、問い合わせたところ「近日中に販売を予定している」とのことである。

今回、台湾パイナップルを入手したのは「ロピア」で、青果コーナーの人いわく「入荷できる日とできない日があるが、入荷してもすぐに売り切れてしまう」とのこと。今しばらく台湾パイナップルは、やや入手困難な日が続きそうだ。

・食べ比べてみた

さて、ロピアで販売されていた台湾パイナップルは税抜き599円。フィリピン産のパイナップルは税抜き299円だったから、単純に価格は倍ということになる。「芯までおいしい」という台湾パイナップルの実力や如何に?

今回は「普段からパイナップルを自分で剥いて食べる」というGO羽鳥にパイナップルをカットしてもらい、両方を食べ比べてみることにした。台湾パイナップルは「芯までおいしい」とのことだったので、あえて芯はそのまま残したぞ。


皮を厚めに削いだら……


茶色い部分を丁寧に落とす。


あとは適当な大きさにカット!


いわゆる「アメ横式パイナップル」の完成である。いかにも密々しくイエローが濃い「フィリピン産パイナップル」と比べると、やや白っぽく見える台湾パイナップルだが、GO羽鳥いわく「台湾産はとにかくやわらかい」とのこと。果たして味にはどんな差が出てくるのだろうか?

まずはフィリピン産パイナップルだが、ハッキリ言ってめちゃめちゃウマい! GO羽鳥が「これ最高のを買ってきちゃったよ」と言う通り、コンディションはマジで最高!! 端から端まで酸っぱいところがなく、一口目から最後までひたすら甘かった。

仮にこれをアメ横で食べたなら、もう1個買いに行く人も少なくあるまい。GO羽鳥も「これが当たったらキッチンで小躍りするレベル」と言っていたから、台湾パイナップルとしてはかなりの強敵と比較されることになる。

で、お次の台湾パイナップルはというと……こちらも負けずにウマい! 甘さの最大瞬間風速こそフィリピン産よりやや劣ったものの、こちらも隅々まで甘く「酸っぱいな」と感じることは1度もなかった。そして芯も余裕でイケる!

特筆すべきは水分量で、ジューシーさに関しては台湾パイナップルの方が上。甘さも余韻が長く続くフィリピン産とは違い、台湾産は口の中でスッと消えてなくなる。どちらがお好みかは人それぞれだが、少なくとも台湾パイナップルが劣っているとは感じなかった。

おそらくであるが、今回購入した台湾パイナップルはもう少し置いた方がさらに美味しくなったハズ。ベストコンディションのフィリピン産パイナップルと食べ比べても遜色なかったということは「台湾パイナップルはかなり美味しい」と結論付けてもいいのではないだろうか? 好呷(ホージャー)、台湾パイナップル!

というわけで、台湾パイナップルはウワサに違わぬ美味しさなので、興味がある人はぜひ1度もご賞味いただきたい。もちろんフィリピン産のパイナップルも美味しかったから、食べ比べてみるのもいいだろう。自分でカットするとかなりリーズナブルだよ!!

参照元:NHK
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ちなみに「好呷(ホージャー)」とは向こうの言葉で「おいしい」という意味です。台湾パイナップル、好呷!