最近「Clubhouse(クラブハウス)」が流行っている。ニュースでもたびたび取り上げられているためご存じの人も多いだろうが、これはアメリカ発のSNSアプリ。気軽に音声でやりとりができるのが特徴で、有名人を中心にやる人が激増中だ。となればよ〜し……乗るしかない、このビッグウェーブに!

そう意気込んだまではよかったのだが、いかんせんクラブハウスは招待制で誰からも誘われない私はいまだにどんなものか実感できていない。このままじゃクラブハウスできる日は来ないかも……そう落ち込んでいた時、招待不要の「Crabhouse」があることを知った。「L」じゃなくて「R」、クラブハウスはクラブハウスでもカニの家っ……!!

・即席アプリ

「Crabhouse」は株式会社GAIBAKOから2021年2月7日にリリースされたアプリで、なんでも3日間で作られたらしい。それだけにシンプルなもののようだが、実際にダウンロードして起動すると……

鬼のようにシンプルだな、うん


というのも、部屋(クラブハウス)の中にいるドット風のカニがしゃべるだけ。誰かがゲームを起動するとカニが増えるシステムっぽいが、操作も単純でこれと言って特殊なことを要求されないのだ。だがしかし……!


・シンプルイズザベスト

シンプルがゆえに、これがなかなかどうして悪くない。心地よいBGMをはじめ、なんというかRのクラブハウスは癒しの空間だ。例えばカニをしゃべらせようとタップすると……

「しょうたいしてってば! たのむよぉ!」と本家クラブハウスの要素をぶち込んできたり……


「ぼっちにはつらいじょうけんだね。」と非情な現実をチクリと突きつけてきたかと思えば……


ドラクエの竜王のようなセリフもあったりして、思わずクスリと笑わせてくる。それに加え、「カニカニカニカニ」の音声とともに文字が表示されるのもホッコリするから、つい何度もやってしまう。しかもしかも……!!


・勉強要素もあり

カニのしゃべるパターンは38もあるらしく、体験した感じだとレアなセリフもありそう。てっきりギャグ路線のアプリなのかと思いきや……

カニに関する豆知識もあって勉強にもなるし、中にはちょっと調べたくなるようなものもチラホラ。色が違うカニをタップしたらレアセリフの確率が上がるのかな〜なんて考えていたら、いつの間にかカニ沼に引きずり込まれてしまっている自分がいた。


余談だが「Crabhouse」は本家と同じくandroidに対応しておらずiOSのみと、文字だけでなくそのあたりもソックリ。本家に負けず劣らず……とまでは言わないが、話題になっているので興味のある人はカニってみてはどうだろう。

参照元:Twitter @kamibukuro18
執筆:原田たかし
ScreenShot:Crabhouse(iOS)
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼なんと作るのにかかった日数は3日……!