去年に続き、今年も我らがコメダ珈琲店にて、ゴディバとのコラボスイーツが登場した。2021年2月5日から数量限定での販売が開始された『クロネージュ リッチショコラ』だ。お値段は税込み650円~670円(店舗による)。

料理の圧倒的なボリュームやサイズほど話題にはされていない感があるが、コメダのスイーツは専門店ともやり合えるレベルでハイクオリティ。ゴディバに関しては言わずもがなの超一流。この両者のコラボなのだから、ウマいのは決まっている。ではどれほどウマいのか? さっそく食べてみたところ……

・急げ!

コメダに急げ! こんな記事を読んでる場合じゃねぇ! すぐ売り切れても知らんぞォォオオオオオオ!!! 


ジャーナリストの端くれとして、何にも増して伝えるべき最も重要なことを、まずはお伝えさせて頂いた。いったいどれ位の数を用意しているのか知らないが、猶予はそこまで無いように感じる。

もとより期待値も高いとは思うが、完成度がとても素晴らしかったからだ。一度食べたら、きっと多くの者は在庫が長くは持たないであろうことを確信し、リピるのではなかろうか。

ちなみに去年の『ショコラノワール』は、食品産業新聞社によると4日目に販売終了のお知らせが公式HPに出ていたもよう。そして今年のは、クオリティ的に去年をはるかに上回っている。少なくとも私(江川)はそう感じる。


・見た目のガチ感

まず外見が美しい。去年のは普段のシロノワールと似ていたし、お店によってはチョコレートソフトクリームの盛り方がちょっとアレっぽくて、ネットでバズってすらいたように記憶している。

気になる方は、Twitter等で「ショコラノワール」のあとに茶色い「う」から始まって「こ」で終わる3文字のアレを入れて検索してみて欲しい。どういうことかお分かり頂けると思う。

が、今年は違う。匠(たくみ)の技(わざ)的な、そういう空気をまとっている。


上のソフトクリームこそ見慣れた感じだが、下のチョコが練り込まれたバウムクーヘンにかけられたチョコレートソースがまるで鏡のよう。そこに少しずつ溶けだすソフトクリームの白もまた、なんだかセンスありげに見えてくる。


トッピングは、ほどよくちりばめられたアーモンドプラリネとチョコチップ。メインとなるバウムクーヘンのしっとりした食感の中で、これらは素晴らしいアクセントとなる。


・秘密

いざフォークでバウムクーヘンを切ると……

おっと、もしあなたがすぐに食べにいくのであれば。そして、まだ売切れになっていないのであれば、そしてこれまでに記された情報しか知らないのであれば、記事を閉じた方が良いかも知れない。

これ以上の情報は、『クロネージュ リッチショコラ』があなたにもたらし得る、素晴らしい体験の一端を奪いかねないからだ。私個人としては、これ以上何も見ず、何も知らないままコメダに行くことをお勧めしたい。

SNSやその他ネットでの食レポも見たら駄目だ。公式HPすらもシャットアウトして、まるで漫画やドラマの最新話のネタバレを全力でガードするかのごときスタイルでコメダに食べにいくべきだろう。その方があなたはハッピーになれると思う


ということで……


少しスペースを空けて……


……


……


……


本当に、よろしいのだろうか?


では続きを


中からはまさかの赤い……いや、やっぱりこれ以上は秘密にしておこう。なぜって、公式HPでも「甘酸っぱい秘密」だなんて、ちょっと意味深な感じに書かれているし。明かしてしまうのは野暮というか、KYというか、雰囲気を台無しにしてしまいそうなので。

本当は中に何かがあることすら知らないままで食べた方が楽しめると思う。私は幸運なことに全く予備知識ゼロで、公式HPすらも見ずに食べにいった。そしてフォークで切って中から「甘酸っぱい秘密」があふれ出してきた時のハッピー感に満ちた驚きは中々のものだった。

中年のおっさんが、ガラにもなく「うわぁ♪」なんて口走ってしまったレベル。隣の席のお姉さんが、若干痛いモノを見る目でチラ見してきていた感があるくらい、語尾に「♪」がついていた。そういう体験だった。味も、もちろん素晴らしかったぞ!

上手いこと考えたというか、凄いなぁというか。見た目と味の高い完成度のみならず、サプライズまでも仕込んでいるとは。最後にもう一度繰り返そう。コメダに急げ! 売り切れても知らんぞォォオオオオオオ!!! 

参照元:コメダ珈琲店食品産業新聞社
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.