その土地、その場所で生まれ育ったからこそ、感じられることがある。逆に言えば、その地に縁がなければナンノコッチャな場合もあるだろう。

福岡県は宗像市で生まれ育った記者であるが、この地で暮らした人間にとってなくてはならない味というものが、たくさんある。そのひとつが『カレーの店 路』のビーフカレーだ

・3号線沿いのあのカレー家

宗像市民には、国道3号線沿いのカレー屋さんと言えば伝わるに違いない。あの赤文字の看板の、あの店だ。店名は上記したように『カレーの店 路』といい、昭和44年(1969)創業。

宗像市でカレーを作り続けて51年にもなるという(2021年1月現在)。記者も子どものころ、親と恩師と友人と、いろいろな人と一緒に利用させてもらっていた。

よくあるようでいて、どこか独特な、路のカレー。無性に食べたくなる瞬間が、定期的に押し寄せる。しかし食べに帰ろうにもこのご時世だ。おいそれと帰省もできない。そんな時はそう……通販だ!

・コレだよコレ

ということで、『カレーの店 路』のビーフカレーを取り寄せてみましたっ!! 送料別途で税込550円! そんなんで、あの味が手に入るなんて。世の中にそんなウマい話があっていいのだろうか。

若干信じられなかったのだが、本当に届いた。全くすごい世の中だぜ。そんなこんなで、ありがたくいただくとしよう。パックに入っているので10分ほど湯煎する。レンチンはNGだ。

ホカホカご飯にかけると、あっという間にあのカレーだ。ドロッとした濃厚そうなこのルー。間違いなく『カレーの店 路』のカレーだ。コレだよコレ。

程よくマイルドでありながら、ほのかな酸味もあり。肉の繊維が舌に残る感じもタマラナイ。繰り返して申し訳ないが、ありそうでほかにない味だ。唯一無二とはこのことか。

宗像市民以外にとっては、ナンノコッチャであるかもしれない。でも食べた人にはわかる。『カレーの店 路』のカレーは特別なのだ。

ああ~~~美味しい。画面越しにこの香りと味を届けられないことが、心底残念だ。「そんなに?」と思ったあなた。だまされたと思って注文してみると良いだろう。これが、宗像市民に愛されとる味ばい。

参考リンク:カレーの店 路
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼路のカレーが通販できるだと!? 

▼宗像市民(だけじゃないが)に50年以上も愛されている味です

▼相変わらず美味しかった~!