マスクをしていると表情が見えねえ! 「俺、今めっちゃ笑ってんだけど?」って時でも口元が隠れてるから笑顔が見えない。そんな悩みを解決してくれるのが「スマイルマスク」だ。東京・御徒町の総合ディスカウントストア「多慶屋(たけや)」が販売しているもので、口元がめっちゃ笑顔になる! これを着けて電車に乗ってみたぞ!!

・笑顔のマスク

スマイルマスクは、多慶屋の社員が自ら考案したものなのだとか。「マスクを通してでもさわやかな笑顔をみんなに届けたい」との思いから開発し、全従業員が着用していたという。これが話題となり、ネットで予約販売を行っていた。その後、通販在庫はすべて完売。現在(2020年9月29日)は店頭のみで販売している。


扱っているのは、多慶屋の本館B棟3階。私が訪れたときは、レジ前のカゴにマスクが入っていた。種類は男性用・女性用の2種類で、1つ税別500円だ。


ちなみにこのマスクは、繰り返し洗って使えるタイプ。中に医療用のガーゼを入れると、より高い飛沫予防になるとのこと。実際に着用してみたら……



うん、自然な笑顔だ。自然すぎて逆に怖いくらいだ……。


使用感についてお伝えすると、立体構造ではないので口元が割と圧迫される感じがある。しかも横に隙間ができてしまう。多慶屋の従業員の皆さんは下に1枚マスクを着けて、その上からスマイルマスクをしていた。常用するなら、マスクの上からスマイルマスクを着ける「2枚重ね」が良いかもしれない。これ1枚だと正直なところ、心もとないかも……。


・電車に乗ってみよう

さて、装着した状態で電車に乗ってみるとしよう。ずーーっと口元から笑顔が漏れているように見える私(佐藤)は、不気味ではないだろうか? ニヤついたヤバいヤツと思われたりしないだろうか? 渋谷あたりで電車に乗ってきた若者に、「オッサン、何わろてんねん!」とか言われて、オヤジ狩りに遭ったりしないだろうか? 

ありとあらゆる不安が頭をよぎる。信じろ、笑顔のチカラを信じるんだ、俺!

その思いが通じたのか、不審に思われるようなことは一切なく、無事に電車内で過ごすことができた。これはやっぱり、笑顔でまわりの人を和ませているのかも!? 笑顔のチカラなんだな!


だが、ひとつヤバいことに気が付いた。目がうつろの時には、明らかにヤバいヤツになってしまうのだ。


死んだ目をしていると、まるで “良からぬ何か” を身体に取り込んでいるように見えなくもない。ラリってる感じだ。


大抵の人の場合、このマスクを着ければ、周りの人を明るい気持ちにするはずだ。ただし、私のように何もない時でも「職質」を受ける怪しいオッサンは、注意して使った方が良いのかも……。

参照元:多慶屋
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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