ジェットスター航空といえば、安さで定評のあるLCCのうちの一社。本社はオーストラリアだが、日本国内でも主要都市から地方まで幅広く就航しており、平時から安いため新幹線感覚で利用したことのある方もいることだろう。

そんなジェットスター航空が、このたびヤバいセールを開始したもよう。「Super Star Sale」と題し、24時間限定で片道たったの500円というブッ飛んだ運賃での大盤振る舞い。これは特に意味も無く飛行機に乗ってしまいそう。

・会員限定

もちろん誰でもというわけではなく、対象は年会費3980円を支払っている「Club Jetstar」という有料会員プログラムの登録者のみ。しかし考えてみて欲しい。通常であれば飛行機のチケットはLCCであっても1万円前後はするもの。最安値で片道6000円位のチケットがあればラッキーという感じだろう。

それが片道500円。このためだけに年会費として約4000円払って入会しても、往復で約5000円しかかからない計算。全然アリである。「Super Star Sale」自体は9月23日の17時まで実施されるようだが、500円のチケットは9月16日の17時から9月17日の16時59分までという期間限定での販売。あと数時間で販売終了である。

また、どの便もセール対象は火曜日から木曜日までで、往復合計で販売数も限られている。何席分販売されるのかはフライト次第。成田から宮崎までなら380席だったり、成田から那覇までは740席だったりとかなりばらつきがある。対象となる搭乗期間は2020年11月4日から2021年3月18日までだが、例外もあるので詳しくは公式HPのフライト詳細を確認していただきたい。


・手数料がかかる

この手のセールは大体が成田や羽田、関空などのビッグな空港からの発着のみが対象だったりするが、今回は地方の空港発のフライトが割と入っているのも嬉しいポイント。むしろ地方の空港発のフライトの方が、競争率的に入手しやすいかもしれない。


しかし例え会員限定だとしてもあまりに美味すぎる。本当に500円で買えるのか、試しに来年1月に沖縄旅行でもしてみようかと思い成田から那覇までの往復を探してみると、筆者がチェックした時点(17日午前10時40分)では、本当に運賃だけなら往復1000円でチケットをゲットできることが発覚。


そう運賃だけなら……。実は運賃の他にクレジットカードの手数料で1240円、国内線空港施設使用料で片道510円かかるようなのだ。座席指定はせず(指定すると追加料金が発生する)、荷物は持ち込みだけで(預けると追加料金が発生する)、食事も無し(食べると追加料金が発生する)という最も安いプランで選んだが、手数料は避けられない。


荷物を預ける場合はもっとかかると思っておいた方が良いだろう。何もかも込みで片道500円というわけにはいかなかったが、全て込みで往復6000円程度で成田から那覇までのチケットがとれるというのは破格だろう。早くも売り切れが出まくっている感じだが、残っている所も無くはない。ちょうど2020年11月4日から2021年3月18日までに長距離を移動する予定のある人はチェックしてみてはいかがだろう。

参照元:ジェットスター航空
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.
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