サイゼリヤがキッズメニューに忍ばさせた罪深き罠、間違い探し。その鬼畜なまでの難しさから、あれを “大人向け” と表現する者は多いように思うが、実はサイゼには真の「大人の間違い探し」が存在することをご存じだろうか?

と言っても、それはテーブルのメニュー立てには挟まっていない。レジ横で無謀な勇者の挑戦をただ一人、静かに待っているのである。その有無を言わせぬ迫力はさながらドラクエの裏ボス。さあ大人たちよ、覚悟するがいい。ここからが本当の間違い探しだ……!

・大人の間違い探し

サイゼのキッズメニューに掲載されている間違い探しと言えば、その可愛らしいイラストからは想像もつかないほどの超絶難易度で有名だ。メニューの表裏で間違いは10カ所。が、最後の1個まで特定するのは至難の業である。まさに悪魔的。



そんなディアボラ間違い探しには、実は「大人の間違い探し」と呼ばれる亜種が存在する。場所はレジ横のチラシ等が置かれたスペース(店舗によるかもしれない)。一見するとテイクアウト広告のようだが、裏返してみると……



明らかにヤバイ気配が。


「超難解! 大人の間違い探し」と書かれたこのフリーペーパーには、右と左で間違いが5カ所あるという。なんだいつもの半分じゃないか。大したことないな。と思う人もいるかもしれないが、よ~くイラストを見て欲しい。お馴染みのタッチながら、何やら普段と様子が異なることに気付くはず。


そう……


まさかの左右反転である……!


・鬼仕様

ただでさえ白黒絵で視覚的に分かりづらいのに、さらに左右の向きが真逆になってしまっているのだ。なんたるストレス……! いつものようにイラストを交互に見比べながら、同時にそれを脳内で反転させないといけないため負荷がハンパではない。途中から何がなんだか分からなくなってくるぞ。

にもかかわらず、間違いの難易度自体は通常営業なので次第に三半規管が狂ってくる。テーブルにのった大量の食材に殺意が沸いてくるのは私(あひるねこ)だけではあるまい。「野菜たっぷりのせちゃお」じゃねーよ! 目がチカチカすんだよ!!



・大人はつらいよ

個人的にはキッズメニューの間違い探しよりも心が折れるというか、脳が疲弊してやる気が右肩下がりに落ちていくのを強く実感した。これは「大人の世界は甘くない」という、サイゼ側からのメッセージなんだろうか? チャレンジする際はどうか自身の精神状態を考慮した上でお願いしたい。負けるな、大人。

Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.