ここに2種類の商品がある。どちらも200円のガチャガチャで入手した、ニャンコのフィギュアだ。リアルでも猫飼いの筆者は、以前にもご紹介したとおり猫のガチャガチャがあると買わずにはいられない。
2つは違うシリーズなのだが、どちらも偶然トイレ中の猫を表現している。片方は間違いなく可愛い。あどけない表情にポージング、よくぞこの組み合わせを、というような憎〜い造形だ。しかしもう一方は……。どういうことかご説明したい。
・まずは可愛い方
まずは文句なしに可愛い方。株式会社エールの「おトイレタイムにゃん(全5種 / 200円)」から「くろにゃんトイレ」!
後ろから見ると、お耳がぴょこんと立っている。黒猫ちゃんだな。
前の方に回ってみよう。
正面からは……おおぅ、可愛い!
おしりをペタンとつけて、ピンク色の肉球が見えている! お鼻もピンクだ! この「黒猫なのに肉球ピンク」っていうの、レアだけれど可愛いよね〜。放心したような表情もGOOD。
続いては「おまる」にまたがった白猫ちゃんだ。まだトイレトレーニング中だな!
この子も可愛い〜!! 一生懸命にハンドルを握って、バイクに乗っているみたいだ!
手と足の先がほんのりピンクに塗られているよ。必死な表情なので、この後トイレハイ(※猫が排泄前後に興奮して走り回ること)が起こること確定。
ラインナップは全5種。「すこにゃんトイレ」「くろにゃんトイレ」「みけにゃんトイレ」という洋式便器バージョンが3種、そして「しろにゃんおまる」「はちにゃんおまる」というおまるバージョンが2種だ。この春の発売だったので、完売していたらご容赦願いたい。
また、商品名は「おトイレタイムにゃん」だが、少し間違って「トイレタイム猫」などと検索すると、リアルな猫たちの排泄シーンが出てきてしまうので注意して欲しい。猫の排泄物はびっくりするくらい臭いけれども、トイレ中の真剣な表情は一見の価値がある。直視するとよくないので、物陰からこっそり見るのがオススメだ。
・なんか違う方
続いては、なんか違う方。先ほどと同じ株式会社エールから「けもの美術館 しーしー小僧(全5種 / 200円)」といい、猫だけじゃなく動物のシリーズなのだけれど……
後ろから見ると三毛猫ちゃん! 雰囲気があって、とてもよい造形に思える。正面に回ってみると……
…………え
……いわゆる立ちションですね。
先に紹介したのと同じく排泄のシーンなのに、なんでちょっと下品なんだろう!?
これはあれだ。「しーしー小僧」などと可愛くネーミングしているけれど、要は「小便小僧」だ。
腰に手を当てて、なんか得意げ。ナマケモノと並べると余計にドヤ顔に見える。これは群れでトイレに行くという連れショ……もうやめよう。
三毛猫、ナマケモノのほかにカワウソ、柴犬、ゴリラの全5種。株式会社エールは「合掌シリーズ」や「おじぎさんシリーズ」など、珍妙なポーズの動物たちを多数リリースしているメーカーだ。にしても、なんで小便小僧……
・嫌いじゃない
早々に猫を手に入れて目的を達したのに、どうしても「しーしー小僧」をコンプしたくなってガチャを回しまくったのはここだけの話だ。いまは我が家のトイレの1等地に鎮座している。造形も彩色も秀逸。
うん、まぁ……正直にいうと嫌いじゃない。これからも、個性がきらりと光るガチャガチャ探しの旅を続けたいと思う。
参考リンク:株式会社エール
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]