老若男女問わず、日々のストレスに悩まされている人は多いだろう。そんな悩める人々にもオススメな、究極の癒し空間が2020年7月にオープンしていた。その名も「海月空感(くらげくうかん)」だ。

東京・池袋にあるサンシャイン水族館にオープンした「海月空感」は、水中をフワフワと漂うクラゲさんたちとともに、空間全体で「癒し」を感じさせてくれるらしい。何それ超気になる。さっそく行ってみたところ、癒され過ぎて思わず〇〇してしまった……!

・爆睡必至の究極癒し空間

癒しを求め、いざ「サンシャイン水族館」へ。入場料は税込で大人2400円、こども(小・中学生)1200円、幼児(4歳以上)700円。年間パスポートもあるらしい。現在は日時指定チケットの事前購入などにより、「密」にならないよう入場制限が行われているようだ。

水族館自体は大好きだが、それは生き物を見るとワクワクして楽しいからで、入場制限があるとはいえ人もそれなりにいるし「癒し」空間とは少し違うような……などと思いながら足を進めていく。

しかし、「海月空感」はそんな筆者をも包み込んで癒してしまう、究極の空間だったのだ。「海月空感」で最初に出迎えてくれる、国内最大級の横幅をもつクラゲ展示水槽「クラゲパノラマ」はもう……圧巻の一言。

横幅約14mもあるという水槽全体に、透き通るようなミズクラゲがゆったりと漂っている。ふわふわ、ゆらゆらと漂うクラゲさんたちを眺めていると、こちらまでゆったりとした気持ちになってくる。

水槽の目の前に立ってボーッと眺めていると、海の中をクラゲさんたちと一緒にふわふわ漂っているような気分になってくる。もし海の中でクラゲさんに囲まれたら、刺される恐怖にビクビクするしかない。しかし、水槽越しならいくらでも楽しめるのが嬉しい。

海中に差し込む日の光のような優しいライトの光を受け、ふわっふわっと優雅に漂うクラゲさんたち。水槽を照らすライトが生み出す陰影もあいまって、本当に海中のよう。今いるのが都心のビルの上だという現実が薄れていく。自然なような、幻想的なような、なんともいえない不思議な光景だ。

あまり水槽の真ん前を陣取っているのもなと、後ろに下がって水槽全体を眺めていられるソファに腰掛けてみた。海中にいるかのような没入感はやや薄れるが、その分空間全体を感じることが出来、気づいたことがあった。

空間を優しく照らすライトが、波紋を描いているのだ。おまけに、なんだかホワホワとした気持ちになるBGMや、いい匂いまで漂っていることにも気づく。水族館の方に確認してみたところ、どうやらクラゲさんたちと一緒に「癒し」空間を演出するため、癒される照明・音響・香りにこだわったそうだ。癒しに全力。

そんな空間で、ソファに座りながらクラゲさんたちがのんびりと漂っている水槽を眺めていると……

なんだか眠たく……

なってき……

はっ! 寝てた。

癒され過ぎたのか、気づいたら爆睡してしまっていた。

そう長い時間ではなかったものの、恥ずかしい……。しかし、ソファに座っている人を眺めてみると、恐らく眠ってしまっているのでは? というお客さんが他にもいた。実は、癒され過ぎて眠ってしまうお客さんは結構いるらしい。癒し力凄い。

そんな癒し力満々な「海月空感」には、「クラゲパノラマ」以外にも様々な水槽があった。触手の長いクラゲさん(現在はアカクラゲ)を楽しめる「クラゲスクリーン」は、「クラゲパノラマ」と別の癒しを提供してくれる。横方向にゆったりと流れていく触手はまるで、光で線を描いたかのようだ。

「クラゲパノラマ」にいたのと同じミズクラゲが漂う「クラゲトンネル」もまた、新たな癒しを感じられる。頭上に輝く星のようにクラゲさんが漂い、なんともいえないフワフワとした気持ちになってくる。ちなみに、トンネル内にいるのはパノラマ内のクラゲさんたちより少し幼いクラゲさんたちらしい。

しかも「クラゲトンネル」は水槽の外、壁や床にも水槽が反射しているため、まるで自分の周り360度をクラゲさんが漂っているように思えてくるのだ。それなのに、スカートの中などは見えないようになっているそう。

他にも、クラゲさんが飛び出して見える「クラゲルーペ」や、天井から垂れ下がるしずくの中でクラゲさんが遊んでいるように見える水槽「クラゲドロップ」もあった。それぞれの水槽で種類の違うクラゲさんが楽しめるため、「癒し」だけでなく知的好奇心も満たされる。

クラゲさんがフワフワと上がって入れ替わり立ち替わり出現する筒型の水槽「夢幻海月」も面白い。マジックミラーに反射して何本もの水槽にクラゲさんが漂っているように見え、 眺めていると名前のとおり夢や幻のようなひとときを楽しめる。よく目を凝らすと、ミラーの向こうにクラゲさんの復路も見えるよ。

癒され過ぎて爆睡したり、卵を抱えたメスのクラゲさんを見分けたり、クラゲさんの胃(カサ部分にあるクローバーのような模様)の数がスタンダードな4個ではない個体を探したりしていると、あっという間に時間が経ってしまった。「癒し」だけでなく、正直めちゃくちゃ楽しい。

「海月空感」以外にも、日本で初めて孵化に成功したという激レア生物・ゾウギンザメの赤ちゃんや空飛ぶペンギンさんなど、たくさんの生き物たちが過ごしている姿を楽しめるせっかくの機会だ。癒され過ぎて、時間配分を誤らないようご注意を。

・見るだけじゃない「クラゲ」の癒し

クラゲさんたちは、水槽の外でも筆者を癒してくれた。まず館内のタリーズコーヒーでは、店舗限定でクラゲさんをイメージしたドリンク(税抜590円)で喉の乾きを癒された。

おまけに物販では、数量限定で販売されている形がミズクラゲそのものな上生菓子「海月(400円)」や、「海月空感」のオリジナルパッケージが貼られたクラゲサイダーが売られている。クラゲさん好きホイホイだ。ちなみに筆者は、上生菓子とミニサイズのサイダー3本セット(税込612円)を購入したよ。

上生菓子「海月」は飼育スタッフさん監修のもと作られたようで、こだわりが感じられる。ミズクラゲさんの形が美しく再現されているだけでなく、和菓子屋「池袋三原堂」とコラボして味にもこだわった逸品だそう。

しっとりとした「あん」で形作られたミズクラゲさんをそっと切って口に運ぶと、穏やかな甘さとなめらかさに癒される……! ちなみに数量限定のため、購入出来るかは運次第だ。筆者が購入したときは16時頃だったが、すでに残り3個だった。出会えたらラッキーなクラゲさんだ。

朝から夕方までずっと水族館で過ごし、心身ともに癒されつくした。最近なんだか疲れたなという方はぜひ、都心のビルで海にダイブした気分になって、クラゲさんたちに癒されてみてはいかがだろうか。

・今回訪問した施設の情報

施設名 サンシャイン水族館「海月空感」
住所 東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル 屋上
営業時間 9:30〜21:00 ※最終入場は閉館1時間前(9月11日からは10:00〜18:00)
定休日 年中無休

Report:伊達彩香
Photo:RocketNews24.

▼特別にバックヤードを見せていただきました。都心のビル内なため、バックヤードはめちゃくちゃ狭い。中腰必至。

▼生まれたばかりのクラゲさんたち。エノキの先端ほどのサイズ感。可愛い……!

▼クラゲさんたちのご飯。水槽を眺めていると、時間によっては胃の部分がご飯色になっているクラゲさんが見つかるよ。

▼あと少し成長したら「クラゲトンネル」に移動となるミズクラゲさんたち。

▼バックヤードにも色々なクラゲさんがいました。

▼「クラゲパノラマ」の裏側に潜入。めちゃくちゃ狭い空間で身をかがめ、水槽の上から清掃したり餌をあげたりしているそうです。大変……

▼クラゲさん以外の生き物たちも可愛くて癒されるよ!

▼新型コロナ対策でイベントはないものの、トレーニング中のアシカさんたちを楽しめます。

▼空飛ぶペンギンさんたち。

▼飛んでいないペンギンさんたち。

▼沖縄・恩納村のサンゴさんたち。良い里帰りが出来ますように。

▼生まれて初めてペリカンさんを真下から眺めました。

▼ソーシャルディスタンス。

▼物販にホイホイされた結果

▼1日中水族館にいると、面白い場面に何度も遭遇しました。

▼可愛くて美味しいって凄いなぁ。