家電量販店の店頭に暑さ対策関連グッズが並び始めている。もう夏は目前に迫っていると言ってもいい時期になってきたが、準備をするなら今。対策を万全にして本格的な夏の到来に備えたいところだ。
できる対策の1つが夏の必需品になってきたハンディファン。近年は意外な進化を遂げており、今までにないようなモデルが登場している。今回、そのなかから「コレは!」と思うものを3つ紹介しよう。
・ファン、バッテリー、ライト、スピーカーの4役!
1つ目が「1台4役ハンディファン」(税別3480円)だ。こいつはすごい! その名の通りに4役をこなす優れモノだ。見た目はどこにでもある手持ちの扇風機。
しかし実はコレ、ファン部分とバッテリー部分がUSB接続になっていて、切り離して使うことができる。
バッテリー部分はモバイルバッテリーとしても使用可能。そのままスマホなどを充電できる。また、LEDライトがついているため、夜間や緊急時に懐中電灯としても使えるだろう。
しかもしかも! Bluetoothでスマホなどと繋いで、ワイヤレススピーカーとしても使えるのである。戸外で音楽を聞きながらファンで涼む。そんなことができてしまう! 万能すぎるんじゃないの!? 手持ち扇風機の領域を超えている!!
ちなみにファンは強・中・弱の3段階切替。バッテリー容量は2200mAh(最大出力2A)、2時間で満充電になるとのことだ。
・スタイリッシュなネックファン
2つ目は、「ひんやりプレート内蔵ネックファン」(税別4989円)。昨年あたりまで街で見かける首掛けファンは、お世辞にもオシャレとは言えなかった。もう少しスタイリッシュになればいいと思っていたら、今年のモデルはちょっとイイ感じ。シュッ! としている。
よく見かけるタイプの首掛けファンは、扇風機にアームを付けただけの無粋なものが多い。その点、コレはファンがアームと一体になっていて、まるでヘッドフォンのようなフォルム。
首の後ろにはアルミ板のひんやりプレートがついており、冷却効果を得ることができる(ペルチェ式冷却)。ファンで風を送るだけでなく、ひんやりプレートで冷却効果倍増!
手持ちのわずらわしさが気になる人は、これを首からかけると良いかも。
・780円の羽根なし扇風機
3つ目は私(佐藤)の個人的興味で購入してみた。羽根なし扇風機といえばダイソンである。しかしダイソンは高級品なのでちょっと手が出ない。せめてハンディファンだけでも……ということで購入したのは、「丸形羽根なしハンディファン」(税別780円)。ダイソンよりもはるかに安い!
羽根がないのに風が来る! すげえええ!! だが、風の当たりはそれほどイイ感じではない。しかも音がちょっと耳に障る。1000円以下なので、まあ妥当な性能。とりあえず、風を感じることができればいい。そんな人にオススメだ。
店頭に並ぶグッズを見れば見るほど、ハンディファンは以前よりも進化しているのがわかる。この夏は必需品になりそうなので、購入する際の参考にして欲しい。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24