無印良品が衝撃の商品を発売した。その名も『コオロギせんべい(税込190円)』。洗練されたお洒落さの漂う無印良品がコオロギせんべいだと!? 狂ったか無印! ネットで話題となった本商品は発売後すぐ完売に。
実は、ロケットニュース24編集部でもそんな本商品を購入していた。発送が遅れすっかり忘れていたのだが、先日届いたのである。いっちょ食べてみっか!
・昆虫食のエキスパート
好きとか嫌いとか関係なく、知らないうちにエキスパートになっていることがある。私(中澤)の昆虫食はまさにそれ。昆虫は苦手なんだけど湧き上がるジャーナリズムで食べていたら、いつの間にかロケットニュース24で1番昆虫を食べる人になっていた。
そんな私が、カブトムシ、ゲンゴロウ、オオグソクムシ、タガメなどを食べてきた経験から言うと、無印良品の『コオロギせんべい』はめちゃくちゃ食べやすい。つまめるサイズのせんべいに加工されている見た目はもちろん、味的な面でもだ。
・エキスパートが見るコオロギせんべいの味
まず、多くの虫を食べた時に感じる「虫臭さ」のような風味がない。パッケージには「エビのような香ばしい風味が特徴です」と書かれているが、本当にえびせんと変わらない味である。
ちなみに、同じコオロギを加工した食べ物だと、先日コオロギうどんを食べたが、これには虫臭さを感じたので、ここまで虫のクセを消しているのは天晴だ。おそらく、初心者であっても問題なく美味しく食べられるのではないだろうか。
・昆虫食にとって重要な商品になるかも
しかも、1袋当たりの栄養成分を見ると、たんぱく質が4.6gも入っており、素材にコオロギを使うことの利点も存分に発揮されている。
正直、ゲテモノではない昆虫食だ。この商品の登場は、未来から振り返ってみた時に重要なポイントになるかもしれない。インスタント麺におけるチキンラーメンのように。
なお、本日2020年6月11日、無印良品の商品ページに表示されていた「現在品切れ」という文字が消え、注文の受付が再開されたようだ。気になっていた方は購入のチャンス。ひょっとしたら、あなたも歴史の証人になれるかもしれない。
関連リンク:無印良品「コオロギせんべい」
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.