オンライン飲み会が浸透しつつあるなかで、ただ飲むだけでもいいけど、「もうちょっと何か欲しい」と感じている人もいるのではないだろうか? 少なくとも私(佐藤)はそう感じている。なかなか会えない友人知人と顔を見てしゃべるだけでも良いのだが、変化の少なくなった日常をより楽しいものにしたい。
そこで離れても一緒に遊べるサービスを探していたところ、コレは良さそう! と思うものを見つけたので紹介したい。それが、オンライン上でボードゲームを楽しめる「ボードゲームアリーナ」だ。本稿では、サービスの登録から実際にプレイした感想をお伝えしたい。オンライン飲み会での活用は、別記事で紹介するとしよう。
・ボードゲームアリーナとは?
ボードゲームアリーナは、世界最大規模のオンラインボードゲームサービスである。175種のゲームを楽しむことができ、パソコン・スマホ、PlayStationなどのゲーム機からも利用が可能。なんでも41の言語に翻訳され、300の国と地域で遊ばれているそうだ。
登録・プレイ自体は無料だが、有料の「プレミアム会員」制度もある。そちらについては後述するとして、まずはアカウント登録の流れをスマホで紹介しよう。
・アカウント登録などの流れ
サイトを開き、画面右上の「ログイン」をタップすると、メールアドレスとパスワードの入力画面になる。FacebookもしくはGoogleアカウントを持っている場合は、これらでの登録も可能だ。
今回はGoogleアカウントで登録を行う。先の画面で「Google」を選択すると、使用中(ブラウザが記憶しているアカウント)が表示されるので、使いたいものを選択。表示されていなければ、別のアカウントを使用する。
Googleアカウントでの認証に成功すると、プレイヤー名の設定に移る。好きな名前を設定しよう。ちなみに漢字・ひらがなは使用できない。3~20字の英数字に限られるので要注意。
続いて、ブラウザ使用時にサイトへの接続を維持するか選択する。なお、サイトではクッキー(cookie:サイトからスマホやパソコンに保存される情報)を使用している。ここで余分な小ネタ(※食べられません)とか仕込んでやがる。さすがゲームサイトだ……。
次に、5つの知っているボードゲームを尋ねられる。おそらくプレイヤーにふさわしいゲームを勧めてくるためだろう。選択制ではあるが、私はほとんど知らなかったので、「この手順を省略する」を選び先に進んだ。
ここからサイトの利用方法を踏まえて、ゲームのチュートリアルが始まる。サイコロの出目でコマを進める登山がテーマのゲーム『キャントストップ』だ。AIを相手にプレイしながら、その遊び方を学べる。とくに説明を受ける必要がなければ、「チュートリアルを終了」してかまわない。
ここでやっとロビーに入ることができる。ロビーでは、お気に入りのゲームのプレイを開始したり、ゲーム参加の設定などを行う。
ルールを知らないゲームをどう遊んだら良いの!? と思うかもしれないが安心して欲しい。ゲームには遊び方の解説やレビューがついており、YouTubeやニコニコ動画などのビデオ解説にリンクしている。それを見れば、遊び方をおおむね理解することができるだろう。あとは実際にプレイしながら、学んでいくといい。
・ゲームを選ぶ
ここまでご理解頂けただろうか? 実際のプレイに関してはパソコンを使ってお伝えさせて頂きたい。なぜなら、私がメインで使っているスマホは初代iPhoneSEのため、画面が小さく見づらいのである。とくに老眼の私にとっては……。(余談だが、本記事を執筆中の今、新しいiPhoneSEが届くのが楽しみで仕方ない)。
私の老眼の話なんかどうでもいい……。初めてゲームするにあたって、175種のなかから何を選んで良いのかわからないはず。そんな場合は、ゲームの選択画面から、比較的ルールがシンプルな「ライトゲーム」や、カンタンに遊べる「短時間ゲーム」を選ぶといいだろう。
また選択する際に1つ注意がある。それは、ゲームタイトルの横についている「星マーク」だ。これは、プレミアム会員制度に関係している。
先ほども述べたようにゲームのプレイ自体は無料なのだが、プレミアム会員になると星のついたプレミアムゲームをすぐにプレイできる。それに対して、無料会員は対戦相手が現れないとプレイできないのだ。
なお、プレミアム会員になると、ビデオ・音声通話の使用や、大会作成などの特典を得られる。なお、月会員の場合は月額4ユーロ(約460円)、年会員の場合は月額2ユーロ(230円)だ。
・実際にプレイ
実際に遊んでみよう。ライトゲームの1つとしてオススメに表示された『すしゴー!』で遊んでみる。配布された絵札から1枚ずつ選んでいき、より高い点数を相手と競うゲームだ。ロビーで「プレイ!」ボタンを押すと、対戦相手の参加待ち状態になる。
対戦者が揃うと、ゲームの参加の可否を問われるので、対戦を「受け入れる」とゲーム開始だ。
初回のゲームだったので、何となくルールを掴んだ感じで終了した。もちろん惨敗だったが、これを繰り返してルールを把握すれば、より一層楽しめると実感した。
複雑なボードゲームを遊んでみたいという気持ちもあるが、個人的には昔懐かしい『ヘックス』のようなシンプルなゲームを、オンライン飲み会のかたわらで遊ぶと盛り上がるのではないかと感じた。
・友達とも遊べる
次回の記事では、「友達とプレイ」するモードを実際にオンライン飲み会でプレイした様子を紹介したいと思う。今回はこの辺で、ではまた……。
参照元:ボードゲームアリーナ
Report:佐藤英典