新型コロナウイルスに世界中が影響を受ける中、あるゲームソフトは爆発的なヒットを記録しているという。そう、2020年3月20日に発売開始となった超人気タイトルの最新作『あつまれ どうぶつの森』である。

個人的に「どうぶつの森」はスマホ版しかプレイしたことがないため当初は『あつまれ どうぶつの森』をスルーしていたのだが、周囲の人の話を聞いて “プレイしたい熱” がふつふつと湧いてきた。「よっしゃ、ニンテンドースイッチ本体ごと買ったろ!」と思ったのだが……ないのだ。どこにもニンテンドースイッチ本体が売っていないのだ

・高評価だらけ

2001年発売のシリーズ第1作、NINTENDO64版「どうぶつの森」を皮切りに、スピンオフ版を含めるとこれまで10タイトル以上が発売されているどうぶつの森シリーズ。任天堂が誇る人気タイトルの中でも特に幅広い世代に支持されているシミュレーションゲームである。

記者がプレイしていた、2017年リリースのスマホ版「どうぶつの森 ポケットキャンプ」はスピンオフ作品であったが、本作『あつまれ どうぶつの森』は2012年発売のニンテンドー3DS版「とびだせ どうぶつの森」以来8年ぶりとなる正統な最新作。それもあってか発売直後から、軒並み高評価が連発しているのだ。

とはいえ、一時は熱狂的にプレイしていたものの、結果的に4カ月ほどで「どうぶつの森 ポケットキャンプ」をやめてしまった記者は当初「そんなに面白いの?」と疑念を抱いていた。何事も1つにしか集中できない性格も手伝い「ポケモンGOがおろそかになるのもなぁ」と渋っていたのだが、日に日に “あつ森欲” は高まっていく。

・すごくおもしろそう……!

聞けば「どうぶつの森 ポケットキャンプ」とは比べ物にならないほどスケール感が大きく、何でも「プロレスのリング」まで作れるというではないか。作りたい、俺だけの闘技場……! さらに言えば、コロナの影響でテレワークが1カ月以上続いている身としては「記事のネタになるかも」という、いやらしい思いもある。

ニンテンドースイッチ持ってないけど、本体ごと買っちまうか……! 私は鼻息をフンフン言わせながら大手家電量販店へ足を運んだ。……のだが。


どこにも売ってねぇぇえええええええ!


ライトも売ってねぇぇええええ!!!


なんならどうぶつの森自体も売ってねぇぇぇえええええ!!!!!


できればニンテンドースイッチが欲しかったが、小型でテレビには出力できない「ニンテンドースイッチライト」でも別に良かった。……が、どの家電量販店を探そうと、どのおもちゃ屋を巡ろうと、ニンテンドースイッチ本体の在庫はゼロ。あのー、ニンテンドースイッチって2017年に発売したんですよね? 新発売じゃないですよね!? ムッキーーー!!

・売り切れてる理由

家電量販店の店員さんいわく「入荷の予定は未定です」とのこと。またニンテンドースイッチが売り切れている理由を以下のように教えてくれた。


「2月くらいから品薄気味でした。というのも、日本国内向けのニンテンドースイッチ本体の一部は、中国で作られているらしいんですね。新型コロナウイルスの影響で、まずはなかなか商品が入って来なくなり、さらにauペイの20%還元のときも結構売れちゃいましたね。さらにどうぶつの森でトドメ、といったところでしょうか」


俺、終了。


ちなみに、インターネットで探せば「ニンテンドースイッチ」や「ニンテンドースイッチライト」もあるが、どれも正規の価格より割り増しされている。つまり、転売ヤーの商品である可能性が高い。ワシは絶対に買わんぞ……! お前らの好きにさせてたまるかよ……!!

というわけで、現在のところ記者が『あつまれ どうぶつの森』をプレイする見込みは立っていない。いいな、プロレスのリング……。いいな、俺だけの闘技場……。スイッチ本体が手に入る頃、この熱が冷めていなかったら『あつまれ どうぶつの森』をプレイするつもりだ。

参考リンク:あつまれ どうぶつの森
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼プロレスのリングいいなぁ……。