皆さんは知らない番号から電話があったらどうするだろうか? 無視する? 出る? 切れてしまったら折り返す? 私は取りあえず出るし、出られなけば折り返すことも多いのだが、2020年1月9日にコールバックをためらうほど怪しげな番号から電話があった。
表示された番号は「+224356……」という国際電話。表示された国名前は「ギニア」。ギニア知り合いなんかいない! どう考えても怪しいのだが、こともあろうか私はうっかり出てしまったのだ。その結果……
・+224で始まる電話に出てしまった結果
私「もしもし?」
ブチッ!
ツーツーツーツー……
秒速で切れた。
お気づきの方もいらっしゃるだろう。海外からのワン切り。これは着信履歴を残し、電話を折り返させたのちに法外な通話料を請求してくる「国際ワン切り詐欺」だ。「コールバック詐欺」と呼ばれることもある。
・2019年に各国を騒がせた詐欺
このギニアからの国際ワン切りは、2020年1月以降にSNSで報告が相次いでいる。
だがこの詐欺手法は昨日今日出てきたものではない。2011年頃から何度も報じられ、そのたびに問題視されていたはず。それが2020年にも再び姿を表しているということは……詐欺グループにとって儲けが見込める、つまり近年にも被害者がいるということなのだろう。
実際に2019年には、日本だけでなく英国や米国でもアフリカ諸国や南大西洋のアセンション島からのワン切り電話が横行し、各国で注意喚起がされたばかりだ。
・無視しておけば大丈夫
通話料が発生しなければ高額請求はないので、基本的には無視しておけば大丈夫だ。
もし表示された国に家族や友人がいる方なら番号をよく確認してから、折り返すかどうかを検討してほしい。番号をGoogle検索したり、「tellows」などのスパム電話の番号を検索できるサイトを利用するのも1つの手だ。
さて、一度出てしまった私がその後どうなったかというと1月中にギニアの別の番号から今日も電話がかかっている。
参考リンク:NBC、myGC(英語)、tellows
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
Screenshot:iOS
▼ワン切りだろうなと思いつつ「tellows」で検索すると「おそらくワン切りです」という結果が出た
ギニアから電話がかかってきた。
ギニアに知り合いはおらん。#国際ワン切り詐欺トレンドはひとまわりするというけど
今また流行ってるらしい— 沢井メグ@翻訳者 ライター 台湾翻訳マンガ「用九商店」全5巻&「DAY OFF」好評発売中! (@Megmi381) January 20, 2020