
高校時代はもっぱら『egg』を読んで過ごした私にとって、正月2日から渋谷109に大行列ができている光景にはグッとくるものがある。時代は変われどギャルの皆さんには、日本を明るくするため頑張ってほしいと思う。
109の初売りで私がまず向かったのは、カッコイイ系ギャル服の老舗『SLY(スライ)』だ。昔はジーンズ買うなら “SLY派” と “moussy派” で分かれたものだが、最近はどうなのかしら? 主力商品のジーンズがまさか福袋に入っているなんてことは……ないよねきっと?
・入ってた
店頭に山積みされた福袋の外観は、ギャルが大好き蛍光イエローカラーだ。フリーサイズが主流のギャル服界にあって、MサイズとSサイズから選べるのは嬉しい。身長168cmの私は迷わずMサイズを購入した。価格は1万1000円(税込)。
最近では逆に珍しくなった “中身が一切不明なタイプ” の福袋である。期待と不安を感じつつ持ち帰ると、中身はギッシリ9アイテム! しかも……アーーーーッ!
ジーンズ入ってんジャン! これ大当たりジャン!!!!
・が!
ところが待望のジーンズを広げてみた私は、ここで3つの問題に直面することになる。
まず、ジーンズのデザインがなんとなく古めかしいことが1つ目。まぁ、これはいい。なぜなら流行はめぐりゆくものだから。
さらにスソの部分が、最近じゃ滅多に見かけなくなった “ブーツカットタイプ” なことも挙げられる……これもセーフとしておこう。なぜなら人の好みとは多様性に富むものだから。
そして3つ目の問題点は……
ウエストのボタンが閉まらないこと。
これは完全にアウトといっていいだろう。
・ひとまず忘れてみた
ダイエットについては正月明けに考えるとして、ひとまず福袋の中身を確認してみようじゃないか。
・ジーンズ(1万2490円 / 税抜)
・レースの胸当て(2990円 / 税抜)
・ボーダーワンピ(5990円 / 税抜)
・ウコン色のニット(5990円 / 税抜)
・ワインレッド色のニット(5990円 / 税抜)
・背中開きジャケット(1万3990円 / 税抜)
・黄色いチュニック(5990円 / 税抜)
・茶色のシャツ(5990円 / 税抜)
・真っ赤なハイヒール(1万1990円 / 税抜)
以上、税込7万8551円相当の品が6万7551円引きである。
色合いが若干偏っているのは気になるが、使えるものが2〜3着あれば元は取れるということだ。さっそく着用してみることにした。まずは一番望みが薄いハイヒールから。
まさかのピタリ!
ちなみに私は足のサイズが26センチもあり、通常のハイヒールが足に合うことはほとんどない。今回はレアすぎるケースであり、私にとっては嬉しい誤算。だが、そもそも日本の女子の足サイズは、23〜25センチが大半を占めているワケだ。
つまり「なるべく多くの人に合うサイズ」と考えた場合、絶対に26センチはチョイスしないのである。したがって、これは売れ残りな可能性が高いワケで……嫌な予感がしてきたぞ。
・着てみよう
ガタガタ言っても仕方ないので着てみることにする。まずはチュニックにジャケットを合わせてみたところ、ピーコも卒倒の激ヤバコーデになってしまった。ジャケットは肩に掛けるにとどめる。この組み合わせのポイントはズバリ「ヘソ出し」だ。
茶色のシャツはどうだろう。激薄ピタピタで通気性バツグン! こちらもポイントは「ヘソ出し」である。
ちょっと寒くなってきたので、お次はワインレッド色のセーターをサラリと着てみた。ニットなのにもちろんポイントは……「ヘソ出し」だぞ!
・ゴミすぎた
今回の福袋に入っていたインナーは、なんと全て「ヘソを隠さない仕様」であった。丈が短すぎる問題は「ギャル服あるある」ともいえるが、それにしても全部というのはヒドすぎるんじゃないだろうか……。
そういうデザインならば、『ヘソ出し福袋』と明記するくらいの気遣いがあってもよさそうなもの。あるいはサイズの問題だとすれば「この丈でヘソが隠れるほど小柄で、かつ26センチの足を持つ女性」が、一体どれだけ存在しているというのだろう?
・だがしかし
10代のころよりお世話になったSLYを愛する気持ちは変わらない。だからこそあえて私は言おうと思う。「この福袋はゴミだ」と。「使える服は1枚も無い」と。そして……「私はこれからもギャル福袋を買うだろう」と。
今回のような思いを、私はかつて何度も経験してきた。「1万円も取るならせめて1枚くらいアタリを入れとけ」と、空に向かって何度叫んだか分からない。しかし、 “中身を選べる福袋” が主流になってから、不思議と私は福袋を買わなくなっていた気がするのだ。
「ゴミしか入っていないギャル福袋」は、忘れえぬ青春の1ページである。そもそも福袋って、本来はそういうものだったはず。言うなれば「これこそが福袋」なのではないだろうか。SLYの福袋は私に、忘れていた大切なものを思い出させてくれた気がする。
ありがとう。
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
▼唯一ヘソを隠してくれたワンピースはネック部分が細くて苦労したけど……
▼無事に着れました!
亀沢郁奈













【2020年福袋特集】109に大行列!『セシルマクビー』の福袋から “ギャル服女王の風格” っぽいものを感じた
【2020年福袋特集】紳士服の福袋でスーツが揃えられる! 2万8800円お得なコナカの福袋を買ってみた結果
【2020年福袋特集】クロエ! ロクシタン! クリニーク!『アインズトルペ』の福袋が余りモノ感ゼロ! コレはただのお得ですよ!
【2020年福袋特集】『洋服の青山』レディース福袋(3000円)を着てみたら…なぜかスーツとは真逆の仕上がりになったぞ☆
【2020年福袋特集】アディダス直営店の『LUCKY BAG2020(1万1000円)』の中身を大公開! 普段からスポーツをしている人にとって嬉しいラインアップ
山手線駅前で1泊5900円「ホテルB4T田端」が当たりだった / ユニットバスが苦手な人向けビジネスホテル
【4コマ】魔王軍はホワイト企業 1868話目「セキュリティトラブル⑨」
結局、冷凍たこ焼きは「ニッスイ」が正解 / トロトロ特化型で期待を裏切らない
『鬼おろし牛丼』はどこが1番ウマいのか? 吉野家・松屋・すき家で味はほぼ互角…なのに「100円の価格差」に驚いた
いつもサイゼの我が家が初めて「ロイヤルホスト」に行ったら会計6000円でビビった / けれどリピート確定した理由
「完全に当店の都合のみで中身を詰め込む」と宣言している『店長おまかせ福袋』を開封して感じた “適量の大切さ” について / 福袋2026
【2026年福袋特集】これまでに公開された福袋記事へのリンク集(随時更新)
世界最大規模のティーブランド「Gong cha(ゴンチャ)」の福袋、 “福”はあまり無いがとんでもなく“華”はあった
あずきバーの井村屋「2026福箱」開封レポ!3千円台で驚きの内容量と、過剰なほど誠実な梱包の正体
メンソレータムの福缶は1年でどう変わった? 2025年 → 2026年で比較してみたら…安定感はあるけど、来年のリピートはなしかも?
【裏側】テレビで自分の曲が流れたのに使用料が支払われてないから、JASRACに逆凸してみた一部始終
2023年に炎上した「高島屋のクリスマスケーキ」を今年も買ってみた結果 → 意外な変化が…
【美濃焼】おうちカフェ食器10点入り3980円の福袋が大正解! ただ、ひとつだけ不満な点もあった…
【検証】10年間ほぼ毎日飲んでる「コーヒー」を1週間断ってみたらこうだった
【は?】楽天で見つけた「在庫処分セール半額おせち」を買ってみた結果 → 届いた数日後にブチギレかけた
【雑草対策】カインズで598円「撒くだけで防草できる人工砂」の効果がヤバ過ぎた / お財布にも環境にも優しい超画期的アイテム
【検証】「スタバはどのサイズを頼んでも量は一緒」という動画が出回る → 実際に試してみた
オニヤンマのフィギュアが虫よけになるってほんと? 2週間かけて試してみた正直な感想
【総額約8万】『SLY(スライ)』の福袋が「売れ残り」を通り越して「本当に売ってた?」レベルの珍服地獄! ギャル福袋はこうじゃなきゃいけねぇ!!!
【質より量!】ギャル服『SLY(スライ)』の2021年福袋は驚愕の全12アイテム! 着てみたら「なんかオカンみたい」になった!
【無念っ】コンプライアンスの関係により『SLY(スライ)』2023年福袋の全貌をお見せできないっ…!
【2021年福袋特集】adidas(通販)の1万1000円福袋の中身を大公開! お得になった金額はなんと…!!
【プチさみしい】ウチらの『SLY(スライ)』2024福袋にゴミが1つも入ってなくて逆にウケたんですけど(笑)
【2019年福袋特集】アディダスの福袋がお得すぎ! 合計4万8250円相当の品が入っていた!!
【福袋2022】勝利確定「リーバイス1万1000円福袋」の中身を大公開! 第2弾なら今からでも買えるぞォォオオオ!
【2020年福袋特集】早くも正月太りした状態でゼビオの1万円「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)福袋」を着たら少し絶望 / でも中身の価値は4万3000円相当!!
【2020年福袋特集】イオンでメチャ売れの『レディース福袋(5000円税抜)』を着てみたら「上級イオン国民」みたいになった
エヴァンゲリオンの福袋(8800円)の中身をネタバレ大公開! 全部で10種類入りのサービス、サービスぅ!! 2021年福袋特集
高額なジャケットが福袋に入ってた!! アウトドアメーカー「ジャックウルフスキン」の中身を大公開 / 2022福袋