デジタルガジェット系の福袋って、ぶっちゃけ目玉じゃないですか。大体が一瞬で売切れてしまうためどれも入手難易度は高い。とはいえ、そんなガジェット系でも人気不人気は存在する。

今回購入した、ビックカメラの「防水コンパクトデジタルカメラ」は、恐らく不人気なたぐい。もうすぐ昼という時間に、ノコノコと出遅れまくりでやってきた筆者でも余裕で買えた。他に残っていたのはインスタントカメラとスマホ用のスタビライザーのみ。

・時期的にもね

値段はどれも大体1万円前後というライン。インスタントカメラ……はたぶんチェキだろう。スマホ用のスタビライザーも、良し悪しはあれど、どれもそれなりに機能するのだろう。その3択で一番遊べるのは防水カメラかなと。

購入時にも一切ドラマチックな展開や壮絶な苦労など無く、並んですらいない。マジに余裕で買えたぞ。競争率が基本的に高いであろうデジカメ入り福袋系の中で、恐らくは最も期待されていないものである可能性すらあるかもしれない。

まあ「防水コンパクトデジタルカメラ」と聞いて、多くの人がイメージする用途はたぶんウォーターレジャー。1月という時期もこいつにとってアウェーな気がする。これが8月か、あるいは日本が南半球に位置していればまた違っていた気がする。実際のところ中身はどうなのか。

・「防水コンパクトデジタルカメラ」福箱(13500円)の中身

・富士フイルム FinePix XP130(ダークシルバー)
・サンディスク Ultra PLUS SDHCカード 32GB

値段を調べてみた所、色違いではあるもののカメラの方は「価格.COM」にておよそ22000円。SDHCカードはAmazonにておよそ1500円。合わせて23000円前後といったところ。値段的には1万円弱ほどお得というところ。

・2018年2月のモデル

富士フィルムのリリースによると、「FinePix XP130」は2018年2月15日に、ホワイト、イエロー、スカイブルーの3色展開で発売が開始されたものだそう。

1/2.3型の正方形のセンサーを搭載。1640万画素で、20メートル防水。光学5倍ズームレンズを搭載しているみたいだ。レンズの焦点距離は35mm換算で28mm~140mmなので、広角から望遠までカバーしている。

なおレンズの開放F値は2.9~4.9と暗め。しかし感度はISO6400までいけるようなので、陸上よりも光が届きにくいであろう水中でもそこそこやれるのだろう。そこで気になるのは、やはり画質である。

いくら安くても性能は大事。今回はバッテリーをチャージする時間も無く、また水中での撮影力を試すこともできないのでここまでの紹介となる。実際にフィールドに持ち出してのレビューを、また後日お届けしようと思う。

参照元:富士フィルム価格.COMAmazon
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

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