2016-01-20 13.34.59

フィルムからデジタルの時代へと移行し、より小さくそして多機能になったカメラ。今や写真だけでなく動画も撮れるのは当たり前で、超コンパクトなのに超望遠レンズが搭載されているものや防水のものなど、様々な特徴を持った製品が販売されているが……。

なんと、今度は投げると自動飛行で追いかけてくるドローンカメラの登場だ! その名前は「リリー(Lily)」。これが予約注文で6万台を突破。売上額に換算すると約40億円(3400万ドル)になるほどの超絶な人気だというではないか!!

・被写体を追いかけながら空撮

このリリー、何が凄いかというと「全部」と即答したくなるほど使い勝手もスペックも凄いのだが、中でも大きな特徴は、冒頭でもお伝えしたとおり空中に放り投げるだけで被写体を追いかけながら空撮してくれるところ。

・操作が簡単

操作の手順をみてみると、まず被写体となる人物が手の甲ほどの大きさのディスク型の通信機を身につける。その後、ドローンカメラ・リリーを空中に放り投げれば自動的に飛行開始だ。あとは身につけておいた通信機を追いかけるようにして最長で20分間の空撮をしてくれるという。

動画では、ポイっとリリーを空中へ放り投げた瞬間に自動飛行が始まり、人物を追いかけている様子を見ることが出来るのだが、操作がシンプルで実に簡単そうである。ちなみに、最高で時速約40km(25マイル)もの飛行スピードが出る点にも注目だ。

・防水設計

これだけでも驚きなのに、まだ素晴らしい機能がある。それは、リリーは防水設計となっており水の上に着水させられるという点だ。例えば、川下りなどの水を被るようなアクティビティーにも難なく対応出来るというのだから、これはもう驚くしかない。

・静止画は1200万画素で動画はフルHD

続いて画質だが、静止画は1200万画素、動画はフルHDに相当する解像度で、さらには専用アプリで映像を瞬時にシェア出来るという。動画の解像度が4Kに対応していないのが惜しいが、趣味で活用する分には必要十分なスペックといえよう。

・価格は事前予約で約9万4000円

気になるお値段は、2016年1月20日時点の事前予約で約9万4000円(799ドル)となっており、後の一般市場価格は約11万7000円(999ドル)を予定しているとのこと。

・リリースは2016年の夏頃

製品のリリースは2016年の夏頃で、現在予約を受け付けているのは米国配送分のみだ。ただ、今後一般市場で流通するようになれば世界中で大ブレイクする可能性は十分にあるから、ドローンカメラから目が離せないぞ!

参照元:YouTube、lily(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼「リリー(Lily)」の解説動画がこちら。