元号が令和となり、歴史的な1年となった2019年。みなさんにとってこの1年はどのような年だっただろうか。私は一言でいうなら地獄。事の始まりは1月、自分の異常なズボラさが原因で100万円オーバーの負債を抱えたまま呑気に生きていたことに気づいたから他ならない。
断崖絶壁から突き落とされた1月から奈落の1年……と思いきや、捨てる神あれば拾う神ありとはこのことで、今年は新たな出会いがあれば自分の積み重ねてきたことが形になった。ひょんなことからテレビに出演することもできて、最終的には尻上がりな1年だったように感じる。
書いてきた記事を振り返ってもポケモンGO、冷凍食品、ボートレース、ドラクエウォーク、餃子、ラグビーW杯……からの餃子と下半期はハマった餃子ばかりだったが、いろいろと挑戦できたように思う。そんな1年で自分の印象に残ったのは以下の5本だ。
・【実話】リボ専用クレカで「支払い残高100万円」の地獄を見た
これまで「リボってヤバいよね(笑)」と思って生きてきた私だったが、リボ専用カードという存在を知らずにドップリ沼に浸かっていた……というなんともメシウマな実話である。正直なところ恥でしかないので記事にするのをためらったものの、誰か1人でも救われることを願って筆をとった。私の屍を越え、リボ地獄にハマらない人がいてくれたら幸いだ。
・10万握りしめて「人生初の競艇」に行ったら奇跡が起きた! 3連単を的中できたのは予想屋と渡辺直美の…
リボ地獄で100万という大金が消し飛んだことで自暴自棄。ビギナーズラックを狙ってボートレースに挑戦したところ……大幅プラスのウハウハ展開が待っていた。気を良くして勝ち額は減らしたけど神様はいる!!
・【直撃インタビュー 】艇王・植木通彦に聞いた「ボートレースを楽しむ方法」が目からウロコ! レジェンドの意外な真実まで明らかに…!!
泣きなくなるような(というか泣いた)悲劇からV字回復を遂げてから数カ月……なんと夏にはボートレース界のレジェンド・植木通彦さんにインタビューする機会に恵まれた。リボで地獄に落ちなかったら会えなかったかも……そう考えると人生っておもしろい。
・【直撃インタビュー】こうして「松屋のうな丼」は完成した! 監修した「小満津」のうな重を実食 → 伝説のお店と呼ばれる理由が分かり、高いプロ意識に感服
近年、土用の丑の日が近くなるとチェーン店でも うなぎ を取り扱うところが増えた。そして今年参戦した松屋が世間で高評価。監修した東京・東高円寺の「小満津」に行き、制作秘話を聞くことができたのだが……
味はもちろんのこと、店主と女将のプロ意識の高さにも感動した。当たり前のことを当たり前のようにやる。簡単に聞こえるが、どんな仕事においても実は難しいことである。プロとしてどうあるべきか、一生懸命やることの大切さを学ばせてもらって心に残る記事だった。
・ラグビーW杯まであとわずか! 伝統の舞「ハカ」と和太鼓の異色コラボがアツすぎた in 神田明神
日本中を感動の渦に巻き込んだラグビーW杯。4年前から本大会のために何かできればと思っていた元ラガーマンの私もスコットランド戦の前半から号泣で、日本代表の戦いに感動した。今年は自国開催ということもあってさまざまな文化交流が行われた。
そのうちの1つがニュージーランド先住民族・マオリの伝統の舞「ハカ」と和太鼓の異色コラボだ。しかも、場所は東京の神田明神と歴史ある神社。世界が注目する大会がいよいよ日本で……と思うとドキドキせずにはいられなかった。当初、盛り上がるか不安視されていた大会も結果はご存じの通り。
大会後もラグビー関連の取材を続けており、先日には年明けから開幕するジャパンラグビートップリーグについてお伝えした。4年前は燃え上がるも急速に冷めていったラグビー熱。今度は絶対に消せないっ……!!
──以上である。2020年はいよいよ東京五輪。これまで同様、どんな内容であっても読んでよかったと思ってもらえるよう、初心を忘れず頑張ります。それでは、よいお年をお迎えください。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.