日本だけでなく世界でも人気のサッカー漫画『キャプテン翼』。その最新作『キャプテン翼 ライジングサン』が現在「グランドジャンプ」にて連載中……なのだが、今週号でとんでもない事件が起きてしまった。

2019年11月20日発売の「グランドジャンプ」24号に掲載された第102話では、日本 vs ドイツによる緊迫した試合が続いている。これは熱い展開だ! 興奮して最後のページをめくると……え? な、何だってェェェェェエエエ!?

・最新話にて

U-23日本代表のキャプテンとして活躍する翼くん。日向くんや若林くんといった盟友らと共に、マドリッド五輪の金メダルを目指して戦うというのが『ライジングサン』のメインストーリーだ。

本誌では現在、日本代表とシュナイダー率いるドイツ代表による準々決勝がいよいよ佳境を迎えている。だがしかし……! ここから先はネタバレがあるため注意していただきたい。









・白熱の試合終盤

第102話『最後の……最後のシュート』は、サブタイトル通り非常に熱い展開になっている。ドイツに1点ビハインドで迎えた後半終了の直前、日向くんのラストシュートはゴールの枠を逸れてしまうのだが、そこに飛び込んできた新田によって奇跡的に同点に追い付く日本。

・衝撃の最終ページ

試合はそこで終了し、15分ハーフの延長戦へと突入することになった。勝つのは日本か? それともドイツか? 絶対に負けられない戦いを前に、翼くんがチームに檄(げき)を飛ばす。「この試合……この延長戦……」


「必ず勝つぞ!!」

「おう!!」


うおおおおおおおおお! って……え!? 次の瞬間、私(あひるねこ)の目にとんでもない文字が飛び込んできた。見開きで叫んでいる代表メンバーたちのすぐ下のコマに、こんなことが書かれているのだ。


「グランドジャンプ誌上においての長らくのご愛読 誠にありがとうございました」


・終了

お、終わったァァァァァアアアアア! 延長戦直前で終わったァァァァァアアアアア!! え、打ち切り!? 『キャプテン翼』で打ち切りとかあんのかよォォォォオオオオ!


あまりにも絶妙な “間” で終わったため、吹き出すと共にしばし呆然としてしまう私。これは一体どういうことなのか? もう一度よく文面を見てみると……なるほど! そういうことだったのか!! 結論から言うと、『ライジングサン』は打ち切られたワケではないようだぞ。

・事の真相

集英社によると2020年の春、「キャプテン翼マガジン(仮)」なる雑誌が刊行されるらしいのだ。『ライジングサン』の連載はそちらに電撃移籍し、来年春よりこの続きから掲載されるとのことである。な~んだ、よかった~~。

作者の高橋陽一先生は今回の移籍について、「『キャプテン翼』の集大成を、この雑誌で表現したいと思います!!」と語っており期待が膨らむ。少々時間が空いてしまうが、今は新雑誌の刊行を楽しみに待とうではないか。いやそれにしても、あそこで終わってたら伝説になってたな。さすがキャプ翼。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼半年前、三杉くんがヤバイことになった時の記事はこちら。