ポケモンGOは海外でプレイできるから、同じ位置ゲーである『ドラクエウォーク』も海外でプレイできる……と考える人がいるかもしれない。しかし、実際のところドラクエウォークは海外でプレイできないと思った方がいい。
まぁ頑張ればある程度は何とかなるが、日本と同じように楽しむのは不可。悪戦苦闘が待っているだけだから、海外に行ったらやらない方がいいだろう。
こんなことを言う理由は、私が海外(イタリア)でプレイして時間を無駄にしたからなのに他ならない。いちおう、どんな感じだったのかを報告しておこう。
・寂しすぎ
アプリをタップすると、マップ自体は出てくるが、「この周辺に目的地の候補が見つかりませんでした」の表示が……。ここで、『どこでも目的地(導きのつばさ)』で何とか目的地を設定できたものの、何も出てこない。モンスター、どこに行った?
お! 目的地の付近には、モンスターがチョロチョロっと出ている!! と思いきや、目的地に近づくとモンスターは消えるのだ。……なんだこれは!? モンスターに無視されてるのか?
あとで調べると、国によっては『においぶくろ』を使えばモンスターと戦えるらしい。しかしその時にはすでに「不便さ」と「寂しさ」に心を折られてしまった後だったので、どうでもいいとしか思わなかった。
・帰国して
それから、私は『ドラクエウォーク』を放置した。まったくプレイせず、海外滞在を楽しむこと約2週間。日本に帰ってきてから、「そういえば、ドラクエ的なゲームやってたな」という感じで思い出し、アプリを開いてみた。すると……
知っている期間限定イベントが終わり、よく知らない期間限定イベントが始まっていた。それはつまり、自分は完全に脱落したということ。先頭集団の影はまったく見えない。私だって、もともとは配信と同時にダウンロードし、いきなり約6000円も課金するほどハマっていたのに……。
しかもだ。私が楽しみにしていた上級職はまだ実装されておらず、「やることない」と言っている人までいる始末。ってことは、今から頑張って先頭集団に追いついたとしても、私も同じような悩みを抱えるのだろう。う〜ん……なんか……もう……
や〜めた!
・やめたくてもやめられない人は
上のような経緯で、私はハマっていた『ドラクエウォーク』をやめたのだが、1つ思うのは「やめたくてもやめられない」って人はしばらく海外に行ってはどうだろう? ってことだ。
まぁ、やめる気が一切ないなら別として、ドラクエウォークに限らず、アプリゲームのプレイヤーには「やめたいと思っているけどやめられない」って人が一定数いるはず。そんな人にとって、 “脱落感” というのは大きな力(?)になるに違いない。
たしかに、海外に行くにはある程度お金がかかるが、それがきっかけで課金しなくなったらトントン。場合によっては、元が取れるだろう。また、お金ではなく “時間” という資産を考えても、やってみる価値はあると思う。
ただ、先にも述べた通りこれは「やめたいと思っているけどやめられない人」の話であり、「やめる気ゼロ」って人は飽きるまで徹底的にプレイすることをオススメする。以前の記事でも書いたが、中途半端にやめたら逆に良くない。
そのあたり、自分のハマり具合を冷静に見極めて判断してくれよ。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ドラクエウォーク(iOS)