かつて私はコンビニのサンドイッチにこんなイメージを持っていた。
「セブンイレブン → 高いけどボリュームあり」
「ファミマ → 安いけど量は少なめ」
「ローソン → 価格も量も普通」
1個でお腹いっぱいにしたいときはセブン、他におにぎりやデザートなどを食べたいときはファミマと使い分けていたのだ。
だが、最近、ふと見るとサンドイッチは3社ともに横並び。しかも商品名までまるっと同じではないか! これは一体どこで買うべきなのか。コスパよくお腹を満たしたいときは、どこで買うべきなのか。
・3社とも商品名が同じ
今回、比較しってみたのはレタスサンドこと『シャキシャキレタス』だ。以前、「セブンイレブンの「シャキシャキレタス」がレタスだけどレタスじゃない」と話題になったが、2019年10月現在、ファミマにもローソンにも『シャキシャキレタス』なる商品が存在するのだ!
3社のレタスサンドを揃えてみたところ、具もビジュアルも似ている。「まさか、同じ製造元か!?」と思ったが、それぞれ別の場所で製造されている。使われているソースなども微妙に異なるようだ。
では一体どこが最もコスパいい『シャキシャキレタス』なのか。比較してみた!
・ローソンの場合
他2社より10円お安いローソンの『シャキシャキレタス』だ。194kcalと3つのなかで最も低カロ。すりおろし野菜ソース推しなだけあり、しっかりしたドレッシングの味が特徴だ。
価格:230円(税抜、以下同じ)
重さ:108g
・ファミリーマートの場合
ファミマの『シャキシャキレタス』はハムが薄くスライスされていて食べやすい。レタスのシャキシャキ感をより強調するためだろうか。
価格:240円
重さ:110g
・セブンイレブンの場合
ローソンが野菜ソース推しなら、セブンはレタス推し。原材料名を見ると、他2社は「パン」が一番前にきているのに対し、セブンのみ「レタス」が先頭だ。原材料名は使用した重量の割合が高い順に表記される。つまり、セブンはサンドイッチ全体に対するレタスの割合が一番多いということだ。
パンよりレタスが多いということは、サンドイッチ自体も軽いのでは? と思ったが、意外なことに最も重いのはセブンだったのだ。
価格:240円
重さ:121g
ここで、3社のグラムあたりのお値段を計算してみると……
ローソン::2.12円 / g
ファミマ:2.18円 / g
セブン:1.98円 / g
セブンーーーーーーーッ!
サンドイッチにも個体差はあるのであくまで参考にとどめていただきたいが、この10g以上の差を捨ておくことはできないだろう。『シャキシャキレタス』の価格×重さのコスパではセブンが優勢か。
ちなみに味の差はというと……ローソンがしっかりめの味、ファミマはマヨクリーミーで、セブンは薄味だ。チーズの塩気でコクを出している。セブンは味つけも素材推しなのだった。
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.