丸亀製麺を運営する「トリドールホールディングス」の勢いが止まらない。昼時の丸亀製麺はほぼ激混みだし、そんでもって実際に食べると超ウマい。別業態の「天ぷら定食のまきの」や、から揚げ専門店「とりサブロー」も激ウマだから、真面目な話「いま1番勢いのある外食チェーン店」と言っていいだろう。

同社は2025年までに世界6000店舗の出店を目指しているとのことだが、2019年9月に開始した新業態『福はうち』もハッキリ言って最高だ。『福はうち』はお餅の専門店。店内でついた出来立てのお餅が食べられる「つきたて餅専門店」である。ね? 最高っぽいでしょ?

・西葛西に1号店がオープン

『福はうち』は2019年9月19日にオープンしたばかりのトリドールホールディングスの新業態である。記念すべき第1店舗目は東京メトロ西葛西駅から徒歩8分ほどのところにある「パトリア葛西店」の中にオープンした。

店は「持ち帰り」と「イートイン」に分かれており、どちらも店内で作られた出来立てのお餅をいただくことが可能だ。ただでさえ餅はウマいのに、つきたての餅なんてウマいことが確定しまくっている。これは流行りそう……! というわけで、西葛西に直行した。

・イートインがオススメ

パトリア葛西店が想像よりも小規模な商業施設だったことはさておき、平日の朝っぱらから『福はうち』はそれなりに混雑していた。カウンター越しに見えるせいろで炊かれるもち米や、もちを丸めて大福を作る姿は、丸亀製麺を彷彿とさせる。うむ、遺伝子が濃い。

また、朝の時間帯はイートインが狙い目なのかもしれない。持ち帰りは行列が出来ていたが、記者が訪れたときイートインは行列0。それはそうだ、朝から餅を食べにくる餅マニアなんてそうそういないハズ。記者は迷うことなくイートインで注文した。

・最高すぎた

オーダーしたのは「ちぎりもち(390円)」「串もち(190円)」「どんぶり餅(490円)」の3つ。どんぶり餅以外は、粒あん・きなこ・磯辺・みたらしなどが選べるようになっており、串もちはつきたての餅をさらに焼いてくれるからたまらない。最高かよ



そして味は実際に最高だった。つきたてのお餅はとにかく柔らかく、伸びーーーる! 町内会や祭りで食べた “つきたてのお餅” が圧倒的にウマいのと同じ原理で、おいしくない要素が1つとしてない。つまり、そういうことだ。ウマいに決まってるんだ。



特にオススメは「どんぶり餅」だが、今回注文していない「ぜんざい」「クリームあんみつ」「お雑煮」なども絶対に美味しいハズ。目の前でもちを調理してくれるライブ感もあり「これは流行る」と確信した次第である。というか、近所にあったら絶対に行く。

・気になった点も

ただし、気になる点もあった。オープンして間もないせいと思われるが、持ち帰る側のオペレーションは一言、カオス。行列の人数の割にはメチャメチャ時間がかかる会計に、西葛西のおじいさん、おばあさんたちが殺気立っていたことは記述しておきたい。

また「豆大福(180円)」と「おはぎ(170円)」を持ち帰りで購入し1時間後に食べてみたが、このレベルなら他にも美味しい店はある。もっとも美味しいのは買った直後。『福はうち』は鮮度が生命線だと覚えておこう。味を求めるならズバリ、イートイン推奨だ。

なお、トリドールホールディングスに問い合わせたところ「機会があれば出店を検討する予定です」とのことである。お餅大好きっ子たちには最高でしかない店だから、近所に『福はうち』ができる日を心待ちにしておこう。トリドールホールディングス様、どうか新宿に1店舗オナシャス。

参考リンク:株式会社トリドールホールディングス
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼パックに入れた瞬間に形が変わるほどやわらかい大福。買った直後に食べたい。

▼オススメは「どんぶり餅」だ。伸びーーーーーる!

▼全部食べたい。絶対に全部ウマい。

▼増えて欲しい、福はうち。新宿にカモォォォォオオオオオン!