迷走か、乱心か、あるいはこれが通常営業なのか。森永乳業のアイスシリーズ「チェリオ」。センターと外側のチョコレートが特徴ではあるが、そこそこオーソドックスなアイス。しかし今回のは随分と冒険した感がある。なにせマヨネーズ味だ

公式HPでは「日本初!」などと得意げな森永乳業。しかし世の中には、「その手があったか!」的な驚きと共に尊敬を向けられる「初」と、まともなヤツなら踏みとどまるため「マジかよ……アイツやりやがった」的なやや冷めた視線を向けられる「初」がある。

・アイディアはドン引き待ったなし系

今回のマヨネーズ味なアイスは、明らかに後者の部類だろう。ガリガリ君のコーンポタージュ味とかみたいな、インパクト重視っぽさを感じる。しかし実際のところどうなのかは、食ってみないと分からないもの。

ちなみに希望小売価格は税別で140円だが、近所のスーパーでは108円で売られていた。2019年9月23日の販売開始早々にセール対象とされるところに、ネタ系の宿命を感じる。

パッケージ裏によると、中心部分と外側はホワイトチョコ。問題のマヨネーズアイスはその間を埋めている。人間で例えるなら、骨と皮がホワイトチョコで、内臓やら筋肉なんかがもろもろマヨネーズアイスみたいな感じか。


実際に解体してみると……なるほど、最深部にあるというホワイトチョコは、本体中ほどまでしか入っていないようだ。


・ホワイトチョコ強め

今回購入した個体だけかもしれないが、下半分は外側を除くとほぼマヨネーズアイス。食べ方としてはやはりホワイトチョコと一緒に食べることを想定している気がするので、まずは上半分をそのまま食べてみると……


えっ……ホワイトチョコアイスやん?


全然フツー。めっちゃノーマルなホワイトチョコアイス感。これは全くの予想外だ。多くの方がこのアイスに対して危惧、あるいは期待するのは、まさにゴリゴリのマヨネーズ感だろう。「マヨネーズ凍らせただけじゃねぇか! マズい!!(笑)」みたいな。

そんなふうに、芸人の体を張った一発ネタみたいな感じの勢いとノリで、ちょっと食って話のネタにする的な。幸か不幸か「チェリオ クリーミーマヨネーズ味」は、そんなにマヨってない

ぶっちゃけ、やや塩味の効いたこってり感のあるホワイトチョコアイス。森永乳業め……開発段階のどこかで怖気づいたな? 周囲と中心の、ゴリゴリのホワイトチョコのパワーが強く、マヨネーズ風味は消し飛んでいる。

んー、せっかくだしもうちょっとマヨネーズを感じたい。どうしたらいいのか……そうだ、マヨネーズアイスだけ取り出して、いっそのことマヨネーズのごとく食ってみたらいいかもしれない……ッ!


・ホワイトチョコ抜き

ということで、残っている下半分から、外側のホワイトチョコを除去。これをマヨネーズのごとく食ってみたいと思う。世の中にはマヨネーズをそのまま食べるマヨラーなる人種も存在するようだが、あいにく筆者はマヨネーズを単体で食べる文化を持ち合わせていない。

ではどうするのか? マヨネーズといえばサラダだろう。ということでサラダを用意。


外側のホワイトチョコを除去したマヨネーズアイスを投入!


マヨネーズアイスのマヨネーズ度が、それなりにマヨネーズであるのならば、このサラダはそこそこ普通に食えるはず。見せてもらおうか、マヨネーズアイスのマヨネーズ力(ぢから)を!


……


……


……ただの、冷たくて甘塩っぱいナニかが入ったサラダやこれ……。


食えなくはないが、美味くも無い。というか、マヨネーズ力(ぢから)が低すぎて、単体で食ってもマヨって無い。ということで、チェリオの「クリーミーマヨネーズ味」だが、正直な意見を言うと、普通に美味しい(やや塩気の効いた)ホワイトチョコアイスって感じでした。

まあ、ゴリゴリにマヨネーズ感出しまくったら、さすがに不味すぎてNGだったろうし、こんなもんか。しかしこの、どことなく色々な大人の事情への配慮がチラつく、微妙にタガが外れきってない感には情けなさを感じる。ヤルならとことんやってくれてもええんやで? 

参考リンク:森永乳業
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.