東京都の蒲田駅、あるいは雑色駅から徒歩10分程度のところに、大量のタイヤにまみれた公園があるのをご存知だろうか? 正式名称を西六郷公園というらしいが、タイヤ公園という俗称の方が有名かもしれない。

ちなみに筆者がこの公園について知ったのはつい先日のこと。しかし、どうやら巷ではそこそこ有名らしい。それはともかく、ふと思ったのだ。「タイヤ、何個あるんだろう?

・約3000個らしい

今のご時勢、ネットでググれば大体の情報は手に入る。さっそく疑問を解消すべく、ググってみたところ……


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> 約3000個 <
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それが、天下のグーグルが教えてくれるもっとも詳細なタイヤの数だった。いろんなメディアや個人ブログがヒットしたものの、どこも参照元などへのリンクもなしに「約3000個」となっている。

そうか、約3000個か……。素直にそこで納得しても良かったのだが、もうちょっと詳細な数字がほしい。何の確証もなく約3000個という数字を受け入れて人生を終えるのはどうも我慢ならない。しかたが無い、数えに行くか……

・タイヤ公園

以上が、この頭の悪い企画が発足した経緯である。数え方については、特に特別な方法など無い。そもそも動員できる労力が筆者一人で、使える時間も昼過ぎから夕方までと限られている。

数え間違いの発生は避けがたいだろう。それでもなるべく正確を期すために「数取機」を用意。公園の地図(コンビニでプリントアウトしたGoogle マップ)上に、オブジェごとのタイヤの数を書き込み、あとで集計をとるスタイルで数えた。



さっさと何個だったのか早く教えろよ! という方のためにもこの辺りで先に結果をお伝えしよう。2019年7月半ばの時点におけるタイヤ公園のタイヤは、約1700個だった……! 細かいカウントのしかたや、約3000個との差についての考察は最後まで読んでいただきたい。


・ということでタイヤ公園にやってきたのであった


……なるほど。ネットで見てはいたが、思ったよりもタイヤが多い。これ結構しんどいんじゃないの? 開始早々この企画に後悔し始めた筆者。約3000個でいいんじゃないかなやっぱり


だが、ここまで来た以上はもう遅い。天気は曇りだが、湿度が半端無くて蒸し暑い。近隣住民だろうか? 公園内はたくさんの子連れファミリーでにぎわっている。そんなキッズやファミリーをよそに……



黙々とオブジェごとに数えていく。



ほとんどのオブジェはなんだかんだで数えることができたのだが、断念せざるを得なかったものもあった。それは、なにやら大量のタイヤが平積みになっているタイプ



構造上、積み重ねられたタイヤとタイヤの間に挟まれて、外から目視することのできないタイヤがどうしても発生するのだ。タイヤのサイズは不ぞろいのため、適当に推測するのもどうかと思われる。



・数え方のルール

ということで、今回は「見えないものは数えない」というスタイルを、全てのオブジェで徹底している。中には地下までタイヤが埋まっており、子供たちの遊び方によっては地上に露出してくるものもあるように思われた。こちらもカウント時に見えないものは数えていない。

また、半分のタイヤは0.5個。部分的に欠けているが、半分以上を維持しているタイヤは1つとして数えている。そして、細切れになっているが、同じオブジェクト内でいくつか組み合わせれば1つになりそうなものは「合わせて1つ」という感じだ。



こうして数え続けること3時間ほど。地図に書き込んだ数字を集計して判明したタイヤの数は……


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>  1684個 ! <
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・消えた約1300個の謎

ということで、前情報の約3000個よりもだいぶ少ない。約半分である。さすがにそこまで大きな差が出るほどの見落としをすることは無いだろう。誤差があるとしても、せいぜい10個とかそれくらいだと思う。

今回は数えなかった「目視できないタイヤ」をカウントしたとしても、1700個前後という数字は変わらないと思われる。では残りの約1300個はどこへ消えたのか……?

ここで、大田区のHPに掲示されている公園の写真をチェックすると、現在よりもたくさんのタイヤが散らばっているように見える。これは筆者の想像なのだが……前出の「約3000個」というのは、全盛期のタイヤの個数ではないだろうか? 

ネットでタイヤ公園についてググってみると、地面に散らばったタイヤを自由に移動させたりして遊んでいる様子も確認できた。きっと昔はタイヤの管理が今よりもおおらかで、今よりも大量のタイヤが散らばっていたのではなかろうか。

しかし、本記事のために筆者が行ったときには、好きに移動できるタイヤなど1つも無かった。一見無造作においてあるように見えるタイヤも、しっかりと鎖で固定されていた。



この辺りの詳しい事情に関しては、申し訳ないが不明である。まあ、安全面への配慮とか、勝手に持ち出す者がいたとか、そんなところじゃないのかなとは思うけど。

とにかく、本記事におけるタイヤ公園のタイヤは1684個だ。これはここだけの秘密なんだけど、外周に沿って並んでるタイヤ(260個)……。いちおう2回数えたんだけど、ぶっちゃけ数が怪しい……あとジャングルジム(32個)も自信がない。誰か数え直してくれてもいいんですよ?

参照元:大田区
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.

大田区HPに掲載(2019年7月20日時点で)されている写真と近い位置から撮った写真。見比べると(自分でアクセスしてね)無造作に地面に散らばってるタイヤが、現在では無くなっている。

▼おそろしく気づきにくいタイヤ。オレでなきゃ見逃しちゃうね。

▼こういう地面に埋まってるタイヤは、全部1つとして数えてる。地中で分割されてるかもしれないけど、分割されてることが見えないので丸々1個埋まってるって判断。

▼曇ってるけど湿度高くてめちゃくちゃ暑くて、たぶん今までで一番体力的にきつかった。

▼蒲田駅前のユザワヤの勢力が半端ない。新宿西口のヨドバシじみてる。めっちゃコスプレに力入れてたけど、自作コスプレイヤーさんとか的にアツそう。