時代劇などで登場人物たちが、茶屋で団子を食べるシーンをよく見かける。あの団子のなんと美味しそうなことか。そんな時代劇のイメージもあってか、記者にとって団子は休憩時にサクッと食べるものだった。そう……これまでは。

先日、滋賀県の道の駅で、超巨大な『ギガ団子』なるものを発見。どれくらい大きいかというと、1本で直径が約7㎝、重さが300gもあるらしい。いやいや、よくわからんわ。実際に手で持つと団子とは思えない重量感で、両手で持たなければ食べ辛い。こんな団子は、はじめてだぜ。 

・ひと粒が軽くこぶし大はある「ギガ団子」

『ギガ団子』に出会ったのは、琵琶湖が目前に広がる “道の駅 びわ湖大橋米プラザ” だ。加工食品コーナーをウロついていると、目の端でとらえた団子に違和感を覚える。見たこともないサイズだったため、理解するのに数秒かかってしまった

視線の先にある『ギガ団子』は、ひと粒が軽くこぶし大はあるだろうか。非常識も良いところである。思わずその場で笑ってしまったが、致し方あるまい。「買わねば」と謎の使命感にかられ、いそいそとレジへ持って行くと1本500円だった。安いのか高いのかすらもわからん。

・滋賀の米を使って作られている

ついでに『ギガ団子』の隣に置いてあった、スタンダードっぽい団子も購入。しかし後で気が付いたのだが、こちらのスタンダード風団子も大概デカい。これらは “滋賀ごてん本舗” という地元の和菓子屋が作っているとのことだが、一体全体何を考えているのだ。面白いじゃないか。

記者が団子を購入した道の駅の店員さんによれば、これらの団子は滋賀県産の近江米で作られているという。当初は道の駅のみで販売していたようだが、次第に人気が出て、現在は周辺地域の店舗でも置くようになってきているそうだ。

・賞味期限は翌日

さて、さっそく食べてみようじゃないか。大きさ比較になるかと、山崎製パンのみたらし団子を購入して隣に置いてみた。すると山崎の団子が3本束になっても敵わないほど、ギガ団子がビッグサイズであることが判明。ギガ団子、規格外すぎるだろ。

冒頭に書いたように、ギガ団子は両手で支えなければ食べ辛くさえある。よいしょと持ち上げ口に運ぶが、予想通りひと口では食べられない。5~6回に分けて、ようやく1粒完食することができた。もっちりとした歯ごたえで、米の旨味と甘辛いタレが絶妙にマッチしていて美味しい。

食後だったので、1回で食べ切ることはできなかったが賞味期限は翌日のため安心だ。2回に分けて無事、お腹におさめることができたぞ。まさかこんなに思う存分、団子を味わう日が来ようとは思いもしなかった。非常に満足である。

面白いだけでなく、美味しい『ギガ団子』。製造元である “滋賀ごてん本舗” のパワーを感じられる1品だった。団子をお腹いっぱい食べてみたいという人はもちろん、手土産にも良さそうだ。笑いが取れること間違いなしだろう。

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼ “道の駅 びわ湖大橋米プラザ” で発見した『ギガ団子』

▼ほかの団子と比べても、とにかくデカい! 重い!! 

▼いや……大きすぎじゃない? 

▼ひと口ではさすがに無理でした

▼もっちりしていて、米の旨味たっぷりで美味しいです

▼添付されているきな粉をかけると、また違った味わいに

▼香ばしくなるよ