
Wikipedia(ウィキペディア)といえば、ハンパない情報量が掲載されていることで有名だが、一方でハンパない “寄付してアピール” をしてくることでも知られている。では、その “寄付してアピール” に応えてみたら……どうなるのだろうか?
──ってことを、記事に書いたのが2017年9月のこと。実際に寄付した結果はその記事を確認してもらうとして、今年もまた私はWikipedia に寄付してみた。しかも、今年は大奮発の1000円。すると……今までにないほど「意識高い系の感謝メール」が送られてきたので、報告したい。
・今までの流れ
その結果を報告する前に、過去の記事を読んでいない方も多いだろうから、今までの流れを簡単に紹介したい。
先述の通り、私は2017年にWikipediaに寄付をした。金額は300円。翌年、「申し上げにくいお願いですが」というタイトルの寄付催促メールが届いたので、その年(2018年)は500円を寄付。
いずれも、寄付をした直後にはWikipediaから自動返信的な感謝メールが届いた。文面はどちらも似ており、タイトルが「ウィキメディア財団からの感謝」で、文面としては「このたびは、ウィキペディアとウィキメディア財団へのご支援を頂きありがとうございました」的な感じ。
メールを読んでいると、強烈なハグをされながら耳元で「もっとお金ちょうだい」と囁かれているような気分になったのは以前の記事でお伝えした通りだ。
そして今年2019年──。先述のとおり、寄付した額は1000円。金額の流れ的には、300円(2017年)、500円(2018年)、1000円(2019年)となるので、今年は去年の2倍額を寄付したことになる。
経費で落とすつもりで寄付しているとはいえ、今年は決意の倍プッシュ。こりゃあWikipediaも喜ぶだろと思ってはいたが……。寄付の直後に送られてきた自動返信メールを読むと、Wikipediaは嬉しさのあまりテンションがおかしくなった……のかもしれない。というのも、そのメールのタイトルが……
「あなたから世界への贈り物:無料でオープンな百科事典」
──まさかのポエム調だったのだ。昨年、一昨年もWikipediaから寄付感謝メールを受け取っている身としては、突然とんでもない方向に舵が切られた印象しかない。
・メールの中身
とにかく、文面を読んでみよう。ポチッと開封したら……Wikipediaらしさは全くブレていなかった。メールの一部を抜粋すると、こんな感じだ。
「新たな知識の扉を開くウィキペディアは、世の中のために少しでも何かしたいとお考えのあなたのような方の貢献なしに語ることはできません。皆さまからのご寄付は、私たちのビジョンと精神が健在であることの証です。
ウィキペディアが役に立つと感じておられるからこそ、寄付を決意してくださったのではありませんか」
──なんという意識の高さだろうか。まぁ、Wikipediaのメールが意識高いのは元からかもしれないが、今年はタイトルからして特に意識が高いような気がする。一体どうしたのか?
私が1000円を寄付したから? それとも3年連続で寄付したからだろうか? もしくはただの偶然? はっきりした原因は分からないが、「Wikipediaの寄付お願いメール」の今後が気になるので、私は来年も寄付するつもりだ。これまで以上の意識高杉君メールに期待して。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼すべてはここから始まった。2017年に、生まれて初めてWikipediaに寄付してみたって話
▼翌2018年、「申し上げにくいお願いですが」というタイトルのメールが。
▼寄付ページの変更にビビったものの、2018年も500円を寄付
▼そして2019年。またしても同じような寄付依頼メールが届いたので……
▼大奮発をして1000円を寄付したら……
▼こういう画面になり……
▼意識高い寄付感謝メールが来た! 来年も楽しみ♪
和才雄一郎










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