本日6月18日は「おにぎりの日」。なんでも、由来は石川県中能登町で「日本最古のおにぎり」の塊「チマキ状炭化米塊」が出土したからだそうな。また、中能登町は旧・鹿西町(ろくせいまち)。そこから「6」と毎月米食の日である「18」をとって、6月18日になったらしい。

へぇ〜と初めて知った人もいるだろうが、いずれにしても今日は年に一度の特別な日。そこで「おにぎりの日」を祝うべく、冷凍の焼きおにぎりに注目してみることにした。現在、売上NO1はニッスイの「大きな大きな焼きおにぎり」だが、忘れちゃいけないのが成長著しいコンビニの冷食……ずばりセブンイレブンの商品である!

・各商品のスペック

ニッスイとセブンイレブンの焼きおにぎりを食べ比べるにあたり、まずはそれぞれのスペックを見ていこう。先攻はニッスイの「大きな大きな焼きおにぎり」から。お値段277円(スーパーで購入)で6個入り、つまり1個あたり約46円になる。

袋から取り出すと、切り離せるトレイにおにぎりが入っていた。商品名に大きめとあるが、1個80gと片手サイズでコンビニで売っているおにぎりのサイズよりも少しばかり小さいといったところだ。

一方、セブンイレブンは2個入りで170円。1個あたり85円で、大きさは105gと通常のコンビニおにぎりと同じくらいのサイズだった。

こちらもトレイを切り離すことができて1個ずつ食べられる。ちなみに共に国産の米を使用。あまりに細かすぎる計算になるが、1gあたりだとニッスイがおよそ0.5円。セブンイレブンは0.8円とニッスイがほんの少しだけ安い。

・いざ実食

ここまで明確な差はないが、情報が出揃ったところで実食といこう。どちらもレンチンのみで出来上がる簡単仕様で、何ら難しいことはない。レンジに放り込んで数分温めると……

醤油の香ばしい匂いが漂ってきて完成! パッと見は大きさくらいしか違わない。同じ焼きおにぎりだから当たり前とは当たり前なのだが、ここから思わぬ結末を迎えたのだった。な、なんと……!!

・セブンがしょう油多め?

まさかまさかそのまさか。味がビックリするほど同じなのである。しょう油をはじめ、かつおエキスやこんぶエキスと似た原材料を使っているので似るのは仕方ないが、目隠しして食べたら正直どちらか分からなくなりそうなくらいソックリ。先ほど同様に同じ焼きおにぎりではあるが、こんなことってあるの!?

もしかしたら記者のバカ舌が見分けることができないのかもしれないが、明らかに違ったのは焼きおにぎりについた しょう油くらい。セブンイレブンのものは皿の上に置くと……

ペロッとしょう油が残ってしまった。ただ、ホントに違いはコレだけ。個人個人で味覚に差はあるが、まさかここまで違いが見出せないとは思わなかった。もう商品を選ぶ基準はサイズくらい。味はどちらもレンチンと思えないほど美味しいので、自分に合った量で選ぶといいだろう。

・おむすびの日もある

最後に豆知識を1つ。6月18日が「おにぎりの日」と制定されている一方で、1月17日は「おむすびの日」となっている。これは1995年に発生した阪神大震災がキッカケ。炊き出しで被災者が励まされたことから善意を忘れないようにと定められている。あわせて覚えておこう。

参照元:石川県中能登町、セブンイレブン「香ばしい焼おにぎり」、ニッスイ「大きな大きな焼きおにぎり」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.

▼セブンイレブン・焼おにぎりの原材料

▼こちらはニッスイ

▼余談だが、個人的には東京・大塚「ぼんご」のおにぎりが至高だと思っている