神に誓って言うが、これまで私、P.K.サンジュンは違法薬物や大麻などに手を染めたことがない。何度かはよからぬお誘いがあったものの、純粋にビビリなので結局は試してこなかった。だがしかし、最近になって「麻薬ってこんな感じなのかな?」という食べ物に出会ってしまったことを報告したい。
そう、それこそが今回ご紹介する『ハニーバターナッツ』である。その中毒性は過去に口にしてきたグルメの中でもトップクラスで、思い出すだけでヨダレが出そうになるほどだ。ああ、そうか……きっと麻薬ってこんな感じなんだろうなぁ……。ヤバい、またヨダレが出てきた。
・衝撃的なウマさ
私が『ハニーバターナッツ』と出会ったのは1カ月ほど前のこと。お土産にもらったか何かで、家に『ハニーバターナッツ』が置いてあったのだ。ハニーもバターもナッツも大好きな “ブーデー気質100点満点” の私。ハニーバターナッツに手を伸ばすのにそう時間はかからなかった。
そしてそのときの衝撃と言ったら……! 誰もいない部屋の中で思わず「ウマッ!」と叫んでいたほどである。どうだろうか? あなたは誰もいない部屋で「ウマッ!」と叫んだことがあるだろうか? そうさせるくらい『ハニーバターナッツ』のファーストインパクトは強烈だった。
・余韻がヤバい
だがしかし、本当にすごかったのは最初の一口ではなくその後。つまり、余韻である。強く濃厚なバターの風味と塩分、そしてハチミツの甘さ。さらにはナッツのふくよかさが三位一体となって口の中に居座り続ける。やがて脳が「もっとくれ」と囁き始めるのだ。
原理的には “甘じょっぱい系” のお菓子なので、みんなが大好きな「ハッピーターン」に通じるものがある。だが『ハニーバターナッツ』の方がメリハリがついている印象で、一言でいえば濃い。しかも、せんべいにはないナッツの豊潤さがヤミツキ度を加速させているのだ。
・みんなにも食べさせてみた
まさかこんなにウマいもんがあったなんて……! 調べてみると、少なくとも2018年には一部ネットで有名になっていたようで、いまや韓国土産の定番でもあるらしい。日本ではドン・キホーテやAmazonで購入できるが、類似商品が多いため注意が必要だ。私がオススメするのは「GILIM(キリム)」のハニーバターナッツである。それ以外は食べたことがない。
さて──。
私は『ハニーバターナッツ』が激ウマかつ超ド級の中毒性を秘めていると確信している。んが、韓国産のお菓子を韓国籍の私が「ウマいウマい」と言っても客観性に欠ける可能性が否めない。そこで、編集部のメンバーにも『ハニーバターナッツ』を食べさせてみることにした。
すると……!
全員超ニッコリ♡
「これは予想以上だった」「想像より遥かにウマい」「今すぐ買いに行く」……などと絶賛の声が相次いだ。試食してもらった8人中8人、誰1人として「まずい」はおろか「普通」とさえ言わなかった。しかも「もう少しください」とおかわりリクエストも多かったので、やはり中毒性はかなり高いのだろう。
・絶対に大サイズがオススメ
というわけで、『ハニーバターナッツ』はマジのマジで美味しいから、興味がある人はぜひ1度ご賞味いただきたい。ミックス・アーモンド・カシューナッツなどいくつか種類があるが、個人的にオススメは「ミックス」か「マカデミアナッツ」だ。
また、今回は何軒かドン・キホーテを回ったが、大きいサイズ(780円)を取り扱っていたのは新大久保店のみ。他の店では小サイズ(148円)しかなかったので注意して欲しい。もちろん圧倒的に大サイズがオススメだ。
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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