情報を届けるメディアにおいて必要不可欠なのが「スピード」だ。いかにすばやく読者に伝えられるか、1分1秒が勝負の分かれ道と言ってもいい。大多数の人が知っている情報を数年後になって伝えるなんてことは、絶対にあってはいけない。絶対にだ!
……と思っているのだが、最近使い始めたモバイルSuicaが便利すぎて、いてもたってもいられなくなった。登録するのがメンドくさそうと使っていなかったが、一歩踏み出したら想像以上にスゴかった! モバイルSuicaを使うと世界は変わる……!!
・持ち物が減る
今さら説明するまでもないだろうが、モバイルSuicaとは交通系ICカードのSuicaをスマホで利用できるサービスだ。カードでやっていたことを全てスマホ1つで完結できるようになるワケだが、何が素晴らしいって持ち物が減ることである。
これまでだと財布にスマホ、そして定期券といったところが必携アイテム。例に漏れず記者もそうで、定期券入れを持ち歩いていた。しかし、一度モバイルSuicaを利用した今、定期券を使うことなんてもう考えられない。何しろ、スマホ1つあればいい。
ただ、これだけだとイマイチ魅力を感じない人もいるはずだろう。それもそのはず、たかだかカード1枚。現に記者も、使ったこともなければ知ろうともせず、アレコレ理由をつけては避けていた。そんなとき、背中を押したのが「残高確認」だ。
・残高がすぐに分かる
SuicaをはじめとするICカードを利用している人ならば、真っ先に気になる残高確認が楽すぎたからコロッといった。いくらくらい入っていたかな……タクシーのメーターが行きすぎたらどうしよう……的なことは、誰しも不安になったことがあるに違いない。料金が足りず駅構内でチャージしたことだってあるだろう。だがしかし!
モバイルSuicaではそんな心配をする必要ナッシング。通知をONにしておけば使うたびに残高がスマホに通知されるから、すぐにチェックすることができるのだ。もちろん、アプリを立ち上げても残高確認できる。それでいてチャージも超楽チン……!
スマホの操作1つでチャージできるため、乗り物に乗ってから残高不足に気づいても問題なしときたもんだ。もはや券売機を使う必要はゼロになるし、行列に並ばなくてもいい。何なら定期券だって買えるのだから、ICカード使ってる場合じゃない!
・登録も超カンタン
で、不安要素と思われがちな登録も超カンタンだ。いろいろメンドくさい手続きを踏まなくてはいけないと思いきや、なんとカードをスマホの背後にかざすだけ。ものの数秒でデータを読み取ってくれ、すぐに使えるようになるから正直ぶったまげた。
しかも、カードを作る際のデポジット(500円)もチャージへ転送してくれるためカードの返却もしなくていい。対応機種やチャージ方法など、詳しいことはJR東日本の公式サイトで確認して欲しいが、記者はクレカ情報を紐づけて入金している。利用しているのはアプリ「ウォレット」と「Suica」だ。
・不安要素は基本的なこと
もちろん、不安要素になると思われる点はいくつかある。もっとも怖いのはスマホの紛失だが、普通に生活していたら失くすことはそうない。命の次にスマホが大事な時代となってきている昨今、お酒を飲みすぎないなどの自己管理は徹底しよう。
また、電池にも気をつける必要がある。JR東日本によると、モバイルSuicaは端末の電源がOFFまたは電源が完全に消耗された状態になると利用できなくなるとのこと。モバイルSuicaを利用する時は、電池ギリギリの綱渡りとならないようにするしかないのが難点か。
・スマホ1つで出歩ける
世界に大きく遅れをとりながら、日本でもキャッシュレスの流れは急速に進んでいる。最近始めたばかりの身で言うのも何だが、今のうちから始めておくといいかも。ちなみに改札や支払い時、モバイルSuicaはいちいちアプリを立ち上げる必要なし。裏面をスッとかざせばスマートに事が運ぶ。
モバイルSuicaを使い始めてわずか数日、財布は万が一のために携帯しているが、もはや持ち歩かなくてもいいレベルで快適な毎日を過ごしている。なお、Suicaは全国的に使えるエリアが拡大中。カードを複数持つなんて昔の話、すべてスマホで完結する時代が到来している──。近いうち……は言いすぎかもだが、いつの日か券売機は消滅することだろう。
参照元:JR東日本「モバイルSuica」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
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