忘れている人もいるだろうからもう1度言うけど、今夜はスーパームーンである。今夜……というか20日の0時54分に満月となるので正確には明日なのだが、ウェザーニュースによると「月が出ているのは今日の夕方から20日の明け方」とのことなので、すでに勝負は始まっていると言っていいだろう。

しかしながら、観測しようにも天気的には不安が大きい……という記事を数日前に公開した。実際に、私が今現在この記事を書いている新宿は曇り空で、雨が降ったり止んだりしている。「こりゃあスーパームーン、無理かなぁ」と思いきや……! おや!? おやおや? これはもしかして……

ウェザーニュースの予報によれば、日本列島で「スーパームーンがバッチリ見える」とされている場所は無い。しかし、「チャンスあり」の場所は結構あるぞ。東京を含む太平洋側や大阪の大部分もその1つ。同ニュースサイトによれば……


「比較的チャンスが大きいのが九州や四国、紀伊半島南部など西日本の太平洋側。低気圧が離れるのが早く、夕方以降は天気が回復傾向です。日本海側と違って山越えの風になるため、雲が切れてくることが期待できます。

また、東海や関東の一部も低気圧が離れる深夜になると同じように山越えの風になって、雲の切れ間が現れるかもしれません。遅い時間ほどすき間から見られるチャンスがありそうです。

低気圧から比較的離れている北海道は、雲が薄く特に道東エリアは雲越しやすき間から月を見られる可能性があります。

全国的に見ると低気圧の影響で見られるエリアは限られるものの、大きく明るい月ですので、雲が切れたり、少し薄くなったら姿を現すかもしれません」


──とのことである。

・他の天気予報では?

ちなみに、日本気象協会運営のWebサイト「tenki.jp」を見たところ、以下のように記載されていた。


沖縄:月を見るにはあいにくとなってしまいそうです。前線に伴う雲に覆われたままで、所々で雨が降るでしょう。

九州~近畿:太平洋側ほど、月を見られる所が多くなるでしょう。午後4時現在、すでに西から雨が止んできています。今夜9時以降は、太平洋側から晴れ間が広がってきそうです。

東海~関東:雲の間から見るチャンスもありそうです。きょういっぱいは広く雨ですが、日付がかわって20日未明には止んで、雲がまばらになってきそうです。

北陸以北:日本海側は広く雨や湿った雪で、あいにくの空模様となりそうです。東北南部の太平洋側や、北海道の東部では、雲の間から見られる所もあるでしょう。


──以上。2つの予報を超大まかにまとめると、太平洋側は比較的チャンスが大きいと言えそうだ。また、どちらの予報も関東・東海は遅い時間ほどチャンスがあるとのことなので、明日は関東民の寝不足率がヤバいことになっているかもしれない。

まあとにかく、天気が悪いからって諦めていた人は「地域によってはチャンスがある」と覚えておいて損はないはず。ちなみに、今夜は2019年で最大の満月だぞ〜。

参照元:ウェザーニュースtenki.jp
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼ウェザーニュースのツイート。北海道の東側は早い時間ほどチャンスが高く、関東・東海は遅い時間ほど狙い目か

▼なお、満月をスマホで上手く撮りたい人はこちらの記事を参考にしてみてくれ!