愛してたと嘆くにはあまりにも時は過ぎてしまった。今日も心のほころび癒せぬサラリーマンが千鳥足……ここは新橋! 訪れたのは駅前第一ビル1号館だ。

さびれた雰囲気さえ漂うこのビルの片隅に、ひと際異色のそば屋がある。その外観はまるで屋台! 肉そばの優しい甘みにブルースが止まらねェェェエエエ!!

・バラエティー豊かなメニュー

その店の名は『三松』。外観に猛烈に惹かれて飛び込んだが、よく見るとメニューはかなりバラエティーに富んでいる。基本的なトッピングのそばやうどんはもちろん、ランチタイムには「ラーメン小カレーセット(税込660円)」やちくわとご飯つきの「ラーメン定食(税込580円)」などもあるもよう。

さらには、大きなしいたけが丼を覆いつくす「しいたけそば(税込390円)」という謎そばも。だが私はしいたけが好きではない。そこで「肉そば(税込540円)」を注文した。

・ボリューム満点

大ぶりの豚肉がボリューム満点の肉そば。しかし、豪勢さよりも素朴さを感じるのはこの店の雰囲気がそうさせるのか。食べてみたところ……

ウマイ! 甘辛い味のしみた豚肉が絶品だ。さらに、そんな甘辛さと豚の味がつゆにも溶け出して、そばとハーモニーを奏でる。

甘い。ただ甘いだけではなく深い。そばをすする度に、本当の悲しみを知っているような深い甘さが身にしみる。泣けない私たちの代わりに泣いてくれているような味だ。

心の奥をぎゅっと掴むようなその憂いのハーモニーはまるでブルース! 食べれば食べるほどにブルースが止まらねェェェエエエ!!

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良いですね

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泥の河に浸かった人生も悪くはない。そう思えるこの立ち食いそば屋。隠れ家的な佇まいと愛嬌のある店主もブルースを加速させる。一度きりで終わるなら『三松』でLet’s JAM!

・今回紹介した店舗の情報

店名 三松
住所 東京都港区新橋2-20-15
営業時間 7:00~18:30
定休日 土・日・祝日

Report:立ち食いそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.